1: 名無しのがるび 2025/11/21(金) 16:03:42.73 ID:fpkxpEpW0● BE:194767121-PLT(13001) ローマ(CNN) 伝統的なパスタソース「カルボナーラ」のレシピに関してイタリアには非常に厳格なルールがある。昔ながらのカルボナーラはポークとチーズ、卵黄とコショウを混ぜ、 できれば食べる直前にパスタに絡めなければならない。 ベルギー・ブリュッセルにある欧州議会の売店で「カルボナーラ」と銘打って販売されていたベルギー製のクリーミーなソースに対し、イタリア人が激怒したのはそれが理由だった。 イタリアのフランチェスコ・ロロブリジーダ農相はこの問題を「料理犯罪」と位置付け、即刻捜査に乗り出すよう要求した。 問題の瓶入りソースを製造したベルギーの食品メーカー、デレーズは、この製品がイタリア製だとは主張していない。しかし批判する側に言わせれば、グアンチャーレ (豚の頬肉の塩漬け)の代替としてスモークパンチェッタを使ったことは大罪に相当する。 イタリア料理のバルともいえる料理雑誌ラ・クチーナによると、正しいカルボナーラのレシピでは、伝統的にグアンチャーレとペコリーノチーズ、グラナチーズを使用する。 グアンチャーレの代わりにパンチェッタを使うことは許されない。 ロロブリジーダ農相は18日、フェイスブックへの投稿で怒りをぶつけた。「カルボナーラのパンチェッタは論外として、こうした製品は全て、最悪のイタリア風製品の代表格だ」 「それが欧州議会のスーパーマーケットに陳列されるなど容認できない。即刻捜査を要請した」 農相にとってこれは単なる味だけの問題ではなく、国家のプライドをかけた問題でもある。 同国は現在、イタリア料理をユネスコの無形文化遺産に登録しようとしており、12月に審査結果が出る見通し。しかし世界中に出回っている「イタリア風」料理のために、 本物のイタリア料理の正当性が薄められかねないとロロブリジーダ農相は危惧する。 欧州議会は問題の製品を売り場から撤去したことを明らかにした。 イタリア専業農家連盟(Coldiretti)によると、イタリア製食材の中でもモッツァレラ、サラミ、モルタデッラ、ペストなどは偽商品が多く出回っている。…