1: 鉄チーズ烏 ★ IqNzG80g9 2025-11-21 18:13:58 11/21(金) 15:07配信 読売新聞オンライン プロ野球・千葉ロッテマリーンズの本拠地「ZOZOマリンスタジアム」(千葉市美浜区)の再整備を巡り、スタジアム所有者の千葉市は、新スタジアムをドーム化する方向で調整に入った。当初は屋根のない屋外型を計画していたが、ドーム化を求める市民らの強い要望を踏まえた。屋外型と比べて高額となる建設費には、ネーミングライツ(命名権)の売却益などを充てる方針だ。 「球団と知恵を出し合い、ドーム化の実現に向けて検討する。最大限の努力をしたい」 神谷俊一市長は20日の定例記者会見でこう強調し、新スタジアムのドーム化に向けた再検討を始める方針を明らかにした。 市は5月、現在と同じ屋外型の新スタジアムを、現在地から約1キロ北に建設するなどとする基本構想案の骨子を公表した。その中で、屋外型にする理由として、建設コストの優位性などを挙げた。ドーム型は屋外型と比べて建設費が高く、仮に開閉式だと400億円ほど増える。市はドーム化すると採算が取れないとみていた。 だが、骨子公表後、「暑さ対策への懸念」などを理由に、市民からドーム化を求める声が千葉ロッテや市に相次いで寄せられた。市が7~8月に実施した基本構想案のパブリックコメント(意見公募)では、計433件の意見のうち約3割の122件が「ドーム化に関すること」で、その大半がドーム化の要望だった。 想定以上の反響を踏まえ、千葉ロッテは10月末、市に対して、追加費用を民間投資で賄うことを前提にドーム化の可能性を再検討するよう要請した。 市関係者によると、命名権の契約額が近年上がっていることから、命名権の売却益でドーム化に必要な経費の一部を賄う計画で、市などが命名権の契約年数や価格などの議論を進めている。千葉ロッテも投資額を増やすほか、民間企業に呼びかけて資金調達を行う方針という。 市は来年1月以降、ドーム型と屋外型のそれぞれでスタジアムのおおまかな設計を行う。建設費を改めて見積もり、同3月頃にスタジアムの形式を正式に決定する予定だ。2034年の開業予定は変更しない。 神谷市長はこの日の会見で、再検討に踏み切った理由について、「野球の観戦環境や選手のコンディション維持の関係から、多くの市民、ファンからドーム化できないかという声があった」とし、「命名権市場は上昇傾向にあり、採算が取れる可能性があると判断した」と説明した。 一方、ドーム化に伴う市の負担増については、「我々は市民球場としての経費を負担する。それを超える部分は球団と民間事業者の負担をお願いする」と否定的な見解を示した。 千葉ロッテの高坂俊介社長は「市民、千葉県民、野球ファン、プレーヤーに魅力的な新施設をつくるには、ドーム化の可能性を改めて検討する必要があると考えた」とのコメントを出した。…