ホンダは排気量110ccの「スーパーカブ」シリーズなど4車種を11月から順次発売すると発表した。11月より始まる排ガス規制に対応しながら原付き免許で運転可能な「新基準原付き」としては国内初の二輪車となる。 「移動手段として、これまで同様に生活を支えていきたい」。国内二輪販売を担う「ホンダモーターサイクルジャパン」の室岡克博社長は10月の会見でそう語った。 ホンダが新たに発表した新基準原付きの「スーパーカブ110 Lite」は、既に販売している「スーパーカブ 110」に改良を加え、最高出力や最高速度を抑えた。原付き免許で運転可能な「スーパーカブ」を引き続き市場に投入し、庶民 の「移動の足」としての役割をアピールする。 だが、50cc原付きの需要を引き継げるかは不透明だ。懸念は価格面にある。「スーパーカブ110 Lite」の価格は34万1000円。「スーパーカブ50」と比較すると約4割高い。…