707 :名無しさん@おーぷん 2019/10/05(土) 09:23:18 ID:rj.le.L1 私が中学生くらいのときの話。家は通りから一本入って袋小路状になった奥にある。そのためその辺りに住んでる人しか普段はこない。ある日、その通りのところにフルフェイスのメット被った男の人がいた。別に何も思わずスルーしたけど、私が家に入る時に何気なく通りの方を見たら、その男の人が何故かこっちを見てて目が合った。その時に「えっ何?誰?」と思いつつも帰宅。家は誰もいなかったので部屋で寛いでると、玄関からガチャっと音がした。お母さんが帰ってきたかな、と思ったけど家に上がってくる音がしない。アレっと思って玄関まで見にいくと、さっきのフルフェイスの男が玄関のドアからヒョコッと顔を出してたんだよ。まじ心臓が止まりそうになった。当時、家に誰かいる時は施錠してなかったんだよね。ビビりながら、「だ、誰ですか?」って聞いたら、「あー、えっとー、あの、新聞いります?」とか言って。いやいや、新聞てなんだよ。新聞配達なわけないだろ。フルフェイスのメット被ったままで目しか見えてないし。ピンポン鳴らしてないし。怖いし、誰??と、テンパリつつ会話。「新聞はいりません」「そうですか、えっと、じゃあトイレ貸してもらえます?」「え?いや、え、嫌です。」「限界なんです」「向こうの公園にトイレありますよ」「いやーほんと限界なんで」とか言って靴脱いで家に上がって来ようとするんだよ。ほんと無理って思ってテンパってると、だんだん向こうはそれが面白いみたいな、私をからかってくるような口調になってきてさ、「彼氏いるの?」とか関係ないこと聞いてきたりして。もしかして知り合い?兄の友達か?とか一瞬思ったけど、だとしてもずっとフルフェイスだしピンポン鳴らさず玄関開けてたのとかおかしいし、もうパニックになって。その時、家の電話が目に入って、やっと警察を思い出して、「出てかないと警察呼びますよ!」って言ったら、やっと諦めて帰っていった。結局何だったのかよくわからなかった。家に私が入るとこ見てたから、留守宅に入ろうとしたわけでもないし、襲われそうになったわけでもないし、新聞屋ではないだろうし。終始フルフェイスのメットだったから顔もわからなかったし。当時は不思議だなーくらいの気分だったけど、今考えると相当こわい。でも今でも何の目的だったのかよくわからん。…