1: 名無しのがるび 2025/11/02(日) 09:37:49.54 ID:9XE2h/oP9 「ふつう」と言われ傷ついた 安易な慰めの言葉が持つ偏見と攻撃性 朝日新聞 編集委員・岡崎明子2025年11月1日 7時00分 >> >> 記者コラム「多事奏論」 編集委員・岡崎明子 娘は小さいころから小食で、そのせいか体も小さく、私はかなり深刻に悩んでいた。病院にも通ったし、関連する本も読みあさった。ふと時間があくと、スマホで関連ワードを検索する日々だった。 周囲の人にぽろりと漏らすと「気のせいだよ」「大きくなったら食べるはず」と励まされた。でも、そのたびに傷ついた。「気のせいのレベルじゃない」「どれほど悩んでいるか知らないくせに」と。相手が私のことを思って言ってくれていることがわかっても「気休めの言葉をかけないで欲しい」としか思えなかった。 このときの感情を久しぶりに思い出した。自閉スペクトラム症(ASD)と診断された女性の生きづらさを描いたデジタル版連載「『ふつう』になりたい ASD女性のカモフラージュ」(紙面は4日付朝刊から掲載)がきっかけだ。 ASDの特性として、雑談が難しい、空気を読むのが苦手、特定のものに執着しがちといった側面がある。ASDの女性は男性に比べ、こうした特性を隠すカモフラージュ行動を取りがちだ。 背景には「よい子」や「女性らしさ」といったジェンダー規範があるとされる。ただ本来の自分を常に抑えこむことは精神的な負担となり、うつ病や摂食障といったメンタルの不調を来しやすい。 特に女子は思春期になるとグループ行動が増え、人間関係の難易度も上がる。「明るく元気」なキャラをかぶったり、周りから浮かないようにおとなしく目立たない子になったり。「ふつう」に見せるために、偽りの自分を装う。 そんな涙ぐましい努力を重ねているのに、「『ふつう』に見えるから大丈夫」と言われるたびに、悔しい気持ちになる――と異口同音に言われた。 「ふつう」に見せたいと頑張っているのに、なぜ「ふつう」と言われたくないのだろう? 最初はその葛藤の背後にある思いがくみ取れなかった。 (※以上、無料部分から引用。) 関連 「ふつう」になれない発達障の私 イケてる友達、完コピしたのに >>…