1. 匿名@ガールズちゃんねる 両親や友人、他の先生の声は聞き取れる。しかし、物理を担当する50~60代の男性の先生だけ声が聞き取れなかった。 中村さんは話す。 「先生の声だけ、聞いたそばから消えていくような感じだった」 それは「音は聞こえるのに、言葉としては聞き取れない」という症状。海外の研究によると、同様の傾向がある人は人口の1%に上る可能性もあるが、日本では2024年3月に「診断の手引き」がようやく作られたばかりのものだった。 「聞き取り困難症(LiD)」 LiDは聴音検査は正常なのに、騒音や早口、複数人での会話などが聞き取れない。脳で言葉を処理する時に何らかの障害が起きると考えられているが、詳しい原因は分かっていない。 症状も人によってさまざまで、周囲の環境によっても聞こえ方は変わる。例えば、周囲の騒音が混ざって聞こえてしまう人や、会話の一部が虫食いのように欠けて聞こえる人、中村さんのように物理の先生だけ聞こえなかったように、特定の声色が難しいという場合もある。 中村さんはその後、母親に相談し専門機関を受診。LiDだと診断された。 2025/11/06(木) 15:04:28…