1: 名無しのがるび 2025/11/04(火) 17:11:56.80 ID:i6kYbXmA9 呉勝浩のベストセラー小説を山田裕貴主演で実写化した映画『爆弾』が、公開4日間(10月31日~11月3日)で観客動員37万9,013人、興行収入5億2,045万円を突破する好調なスタートを切った(※配給調べ)。都内で起きた連続爆破事件を追う刑事たちと、爆破を予告する謎の男との攻防戦を描く本作は、先読み不可能な展開も話題だが、なかでもキーパーソンとなる“スズキタゴサク”にふんした佐藤二朗の怪演が注目を浴びている。 物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働いた一人の中年男が警察に連行されたこと。時を同じくして、都内で爆破事件が勃発。正体不明の中年男は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、都内に仕掛けられた爆弾を予告できるといい、その言葉通り秋葉原での爆破を皮切りに一時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、なぜか“クイズ”を出し始める。やがて一見、支離滅裂に思われた男の発言の数々が、捜査をかく乱していく。監督は『帝一の國』『キャラクター』『恋は雨上がりのように』などの永井聡。 佐藤演じるタゴサクは、名前以外のすべての記憶を失っているといい、爆破事件にパニックに陥る刑事たちに、霊感で“協力”できると申し出る。彼は言うなら“人たらし”で尻尾を出さず、野方署の等々力(染谷将太)、警視庁捜査一課・強行犯捜査係の清宮(渡部篤郎)、そして主人公で清宮の部下である類家(山田裕貴)らを翻弄。彼らと同様、観客たちも彼の手のひらの上で転がされることとなり、SNSでは「予想を超える面白さ」に興の声が寄せられている。 なかでも話題を呼んでいるのが得体のしれない“スズキタゴサク”を演じた佐藤二朗の演技。「勇者ヨシヒコ」シリーズや映画『50回目のファーストキス』など福田雄一作品の常連でもあるが、『さがす』(2021)や『あんのこと』(2023)など映画賞を席巻したシリアスな作品での評価も高く、そのふり幅が特徴。本作でも最後の最後まで刑事たちを、観客を揺さぶり続ける“バケモノ”のような男をひょうひょうと演じ、タゴサク役は佐藤二朗以外に考えられないとの声が続出。 シネマトゥデイ 全文…