687: 名無しさん@お腹いっぱい。 2014/09/18(木) 17:23:35.17 .net 俺が嫁に拾われた話 中学の夏休みの早朝に新聞配達終えてその帰り道にある港の岸壁で釣りしてたんだわ。 そこそこ釣れたし腹も減って来たので家に帰ろうかと思っている時に大物がヒットした。 今までに無い強い引きに興しつつ足元まで魚を寄せたらでかいカンパチだった。 そして気がついた。タモ網(魚を取り込む網)を持って来てない事に。 誰かにタモ網を借りようにも運の悪い事に今日に限って常連のじいさん達も来ていない。 そこで俺は岸壁から手を伸ばしてカンパチを掴み上げようとして海に落ちた。 岸壁から這い上がろうとしたがだめだった。小型船が停泊している場所まで泳ごうとしたが潮の向きが逆でだめだった。誰か助けてくれと叫んでも意味がなかった。 立ち泳ぎするのも疲れて来たし、強い波が来る度に岸壁に体をぶつけられ痛いしで。 これ氏んだわ、俺氏んだわ、今日釣り来るんじゃなかったわ、と泣きながら後悔していたら 「ひ、人!?」 犬の散歩していた嫁が溺れかけていた俺を見つけて 「えっと、えっと、えっとー、ちくわ(犬の名前)お願い! これ掴んで!」 と犬のリードの端を俺に掴ませてくれて大人を呼びに行ってくれた。 長いので一度切るけど需要なかったらここで終了する。…