1: 名無しのがるび 2025/10/26(日) 14:45:40.63 ID:??? T 前編では、チェーン店のフライドポテト食べ歩きを趣味とする筆者が、快活CLUBの「神ポテト」を理想のフライドポテトとする理由と共に、ネカフェ黎明期における快活CLUBとの出会いとその衝撃について書いてきた。 後編では、かつて“後発で怪しい店”と見られていたネットカフェチェーンが、いかにして業界ナンバーワンへと上り詰め、第2位のチェーンをグループ傘下に入れるまでになったのか。 その裏側を“フード戦略”の観点から探っていく。 ■先行するカラオケ事業から続くシナジー 快活CLUBのフードはなぜ人気なのか? 「すべて店内で調理している点は大きいです。ごはんは店内で炊いて、揚げ物は注文を受けてから都度揚げています。これは先行するカラオケ事業『コート・ダジュール』で培ったノウハウが生かされています」 そう語るのは広報の大城奈央さんだ。 快活CLUBを運営するのは株式会社快活フロンティアである。 スーツのAOKIを中心としたAOKIホールディングスの子会社で、カラオケのコート・ダジュールも同グループ内にある。 快活CLUBより先行して事業展開していたコート・ダジュールでは、調理工程のオペレーション設計、メニュー開発などのノウハウが蓄積されてきた。 その象徴的なひとつこそ近年快活CLUBが力を入れている「金のポテト」だ。 快活CLUBのフライドポテトは「細切りポテト(通称・神ポテト)」と「金のポテト」と大きく2種類がある。 「実はこの『金のポテト』は、もともとカラオケ事業のコート・ダジュールで人気が出た商品です。そこでの成功を受けて快活CLUBでも導入しました」 実際に金のポテト トリュフを食べてみると、トリュフの濃厚な香りが鼻から口へふわりと広がりポテト自体もまったりとしたコクを感じる。 フライドポテトが一段と上質な料理になった印象だ。…