
キミッヒ、ゲレイロ、17歳カール! ウルビヒ起用のバイエルンが全勝継続…町野途中出場の最下位・ボルシアMGは開幕8試合未勝利ブンデスリーガ第8節のボルシア・メンヒェングラットバッハvsバイエルンが25日にボルシア・パルクで開催された。9月にジェラルド・セオアネ監督を解任し、セカンドチームを率いるオイゲン・ポランスキ氏が暫定監督を務める中、リーグ戦未勝利が続いている最下位のボルシアMG。王者相手に金星を飾り、浮上のきっかけを掴みたい一戦で、町野修斗はベンチスタートとなった。対するバイエルンは今季公式戦12試合全勝中の絶好調。リーグ戦では2位ライプツィヒに勝ち点5差をつけて首位に立っており、連覇に向けて理想的な滑り出しを見せている。21日に2029年夏まで契約を延長したヴァンサン・コンパニ監督は会見での明言通り、マヌエル・ノイアーに代えてヨナス・ウルビヒを今季初めてブンデスリーガで先発起用した。バイエルンのバスの到着が遅れて、当初の予定より15分ほど遅れてキックオフを迎えた一戦。開始2分でルイス・ディアスがいきなり一対一を迎えるなど、王者が序盤から攻勢に。なんとか王者相手に奮闘したいボルシアMGだが、15分にルイス・ディアスのタッチが大きくなったところをイェンス・カストロプが足裏タックル。最初はイエローカードが提示されたものの、VARの末にレッドカードに変更。ボルシアMGは早い時間から数的不利となる。一人多い状況となったバイエルンは攻勢を継続してボルシアMGを畳みかけようとするも、引いた相手に決定機を創出できず。42分にはボックス右外に走り込んだルイス・ディアスの折り返しを中央でケインがフリーで右足を合わせたが、ミートしきれず。GKモリッツ・ニコラスに阻まれた。バイエルンは後半開始から、ダヨ・ウパメカノとサシャ・ボエに代えて、コンラート・ライマーとラファエル・ゲレイロを投入。レオン・ゴレツカが最終ラインに入り、ゲレイロが右サイドバック、ライマーが左サイドバックに入った。そのバイエルンは50分、左サイドのルイス・ディアスのパスがボックス右に流れると、フリーのマイケル・オリーセに。しかし、一度目のシュートはゴールカバーに入った相手DFに、跳ね返りに左足を合わせた二度目のシュートはGKモリッツ・ニコラスの足にブロックされた。ボルシアMGが63分に町野修斗を投入した直後、バイエルンがついにボルシアMGのゴールをこじ開ける。64分、ボックス左に走り込んだライマーの折り返しのこぼれ球を拾ったセルジュ・ニャブリがボックス中央につなぐ。ヨズア・キミッヒの右足シュートは相手DFにブロックされるも、自身のもとにこぼれてきたボールを今度は冷静に左足でゴール右へと蹴り込んだ。ついに均衡を破ったバイエルンはさらに69分、左サイドでのパスワークからボックス手前のオリーセにボールが渡ると、寄せてきた相手の股を抜く絶妙なスルーパス。これをゲレイロがゴール右に決めた。連続失点で2点ビハインドとなったボルシアMGは71分、右CKの場面でケビン・ディクスがトム・ビショフにボックス内で倒されてVARの末にPKを獲得。しかし、キッカーのケヴィン・シュテーガーのシュートは左ポストに嫌われてしまう。このピンチを脱したバイエルンは76分にルイス・ディアスを下げて17歳のレナート・カールを投入。するとその5分後、ボックス右手前でパスを受けたカールがカットインから左足を振り抜いてゴール左上へ。相手守護神が一歩も動けない完璧なシュートでトドメを刺した。前半こそ数的不利のボルシアMG相手に苦戦も、終わってみれば3-0の快勝。バイエルンが今季全勝を継続している。一方のボルシアMGは開幕8試合勝利なしとなっている。FC BAYERN (XXXXX) MUNCHEN EV 356…