韓銀総裁「米財務省と通貨スワップを検討したことがない」(聯合ニュース・朝鮮語) イ・チャンヨン韓国銀行総裁は3500億ドル対米投資の解決法として、韓銀と米国財務省間の通貨スワップが取り上げられたことに対して「韓銀は検討したことがない」と明らかにした。 20日、国会企画財政委員会の国政監査に出席した李総裁は、「韓銀と米国財務省間の通貨スワップ案を検討したことがあるか」というジン・ソンジュン(共に民主党)議員の質問に、「アルゼンチンのケース(事例)のような話をするようだが、通貨スワップは短期流動性目的であり、(3500億ドルのような)長期投資やこのようなケースで使われるわけではない」とこう答えた。 (引用ここまで) 韓国政府はこれまでアメリカに対してトランプ関税を引き下げるための条件として挙げられた3500億ドルの対米投資について「無期限・無制限の通貨スワップ協定がなければ成り立たない」としてアメリカ政府に要求をしてきました。 イ・ジェミョン大統領自ら出てきて「通貨スワップ協定なしにこんな額の投資をするのであれば、通貨危機が起こるだろう」とか言い出したこともあって、韓国国内では「通貨スワップ協定締結間違いなし!」みたいに扱われています。 9月に韓国政府が「アメリカに3つの条件を叩きつけてやった」くらいの勢いで出した条件も、「まず第一に無期限・無制限の通貨スワップ協定を締結すること」でしたね。 それを受けて韓国メディアも「政府は不退転の決意で通貨スワップ協定を要求している!」と述べていました。 ただまあ、韓国国内からですら専門家からは「本当かぁ? アメリカがそんな要求に対応するとは思えないんだけど」って指摘が相次いでましたね。 イギリス、日本、カナダ、スイス、EU等と結んでいる無制限・無期限の通貨スワップ協定はあくまでも市場の安定化や、一時的な外貨不足に陥った際のバックアップでしかない。 行使前提で無期限・無制限の通貨スワップ協定とか意味不明です。 そもそもがソフトカレンシーであるウォンしかない韓国と無制限・無期限の通貨スワップ協定を結ぶ理由がないんですよね。 で、「ああ、これが実態なのだろうな」って韓国銀行総裁からのコメントが出てきました。 「アメリカの連邦準備銀行との通貨スワップ協定について検討したことはない」 国内向けに「我々は交渉で雄々しくアメリカとやりあっている!」ってアナウンスしてて、まあ言うだけ言ってみたのでしょうね。アメリカに対して。 「通貨スワップ協定を結んでくれ」って。 で、初手で拒絶されてその後はなんの音沙汰もない……くらいの経緯かなぁ。 韓銀に話がきてないってことはそういうことですよ。 通貨スワップ協定は中央銀行同士の案件ですからね。 日本でも前述の無期限・無制限の通貨スワップ協定を締結しているのは日銀と各国の中央銀行。 といったところで、「アメリカに雄々しく通貨スワップ協定を要求し続けてた韓国」ってのは幻想だったのさ。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 やはりアメリカから軽視されていた韓国・検証編 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…