1: シャチ ★ kAMV86+V9 2025-10-16 00:19:53 【千葉】木材など自然素材をいかしたデザインなどで知られる建築家・隈研吾さん率いる「隈研吾建築都市設計事務所」が、今後建て替えられるJAいちかわ行徳支店の設計を担い、11日に現地で地鎮祭が行われた。完成は2027年5月ごろを見込んでいる。 新しく建て替えられる支店は、鉄骨2階建てで延べ床面積は約1480平方メートル。外観は「全国有数の神輿(みこし)づくりのまち・行徳」を意識し、宙を舞う神輿のような浮遊感のあるデザインに。内装は県産のスギ材を活用し、「和」と「自然」を演出。大会議室は市川の海を感じられるようにと、波打つような「折れ天井」を採用している。 市南部に位置する行徳地域は、地下鉄東西線の開通によりベッドタウンとして都市化が進み、農地が大幅に減少した。同JAは「ナシの栽培など農業が盛んな地域であることを感じてもらい、地域農業とJAの役割を発信する拠点にしたい」としている。 支店内には今後、市北部を中心に生産者が作った旬の野菜や果物を持ち寄り、販売できるスペースを整備する。将来的にはキャッシュレス決済対応型の無人直売所の設置も予定しているという。 全国のJAの施設で、同事務所に設計を依頼したケースは初という。JAいちかわの今野博之組合長によると、新支店には防災用の井戸なども設置するとして、「地域の人との出会いのランドマークとしたい」と話す。 隈さんは「JAが地域の人たちとハーモニーをつくれるような新しいデザイン。キッチンスタジオなど(もあるので)、地域の人に使ってもらえるような開かれた施設にした」とあいさつした。(鈴木逸弘) 朝日新聞社 画像 JAいちかわ行徳支店の完成イメージ=JAいちかわ提供…