
リバプールが日本人に関心…スカウト派遣と現地報道 U-20W杯で「非常に感銘を受けた」チリで開催されているU-20ワールドカップ(W杯)に出場していたU-20日本代表は10月8日に行われた決勝トーナメント1回戦のフランス戦に延長戦の末に0-1で敗れ、大会を去ることとなった。それでもフランス戦の延長後半ATにPKで失点を与えるまで、グループステージの3試合を含めて無失点だった日本の守備陣は、評価を高めたようだ。英メディア「Rousing the Kop」は、イングランド1部の名門リバプールが、キャプテンのDF市原吏音に関心を示したと伝えている。 J2リーグのRB大宮アルディージャに所属する市原は、今大会もU-20日本代表のキャプテンとして大会に出場。最終ラインで日本の守備を支えるとともに、チリ戦ではパネンカでPKを決める強心臓ぶりも見せた。その活躍ぶりによって「リバプールのスカウト陣が市原吏音のパフォーマンスに非常に感銘を受けた」と見出しを付けて報じた。 記事では「センターバックの市原は大会を通じて大きなインパクトを残している。そしてリバプールのタレント発掘担当の目を奪ったようだ。レッズのスカウトはチリへ渡って大会を視察に行き、世界的な若手有望株を探しに行った。日本の開幕2試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたように市原は突出していた。リバプールは現在、DFジョバンニ・レオニがシーズンを棒に振る負傷をしたことでセンターバック不足に陥っている」と、市原のセンターバックが補強ポイントとなっていると報じた。 さらにかつてリバプールを率いたユルゲン・クロップ監督がレッドブルグループに携わっていることにも触れて「この数年でリバプールは大宮の姉妹クラブになるザルツブルクやライプツィヒからも選手を獲得しており、大会前から市原に関心を持っていたと理解されている」とし「1月の移籍市場での獲得もあり得るが、リバプールだけがこの逸材に注目しているわけではない」と世界的な注目を集める存在になっているとした。 大会前のインタビューでは、欧州移籍する際にも試合に出場できるかどうかを重視したいと語っていた市原だが、早くも世界的名門からも関心を集める存在となったようだ。日本代表DFにチェルシーが関心か 専門メディア報道「レーダーに浮上した」 U-20ワールドカップで活躍するU-20日本代表のキャプテン、DF市原吏音にイングランドの名門チェルシーが熱視線を送っているという。チェルシー専門メディア「The Chelsea Chronicle」は、クラブのスカウトが同大会を視察しており、日本の若き才能に「特に感銘を受けている」と報じている。 新体制に移行して以降、チェルシーは世界中のトップタレントを他クラブに先駆けて獲得する方針を強化している。ブラジルの逸材エストゥヴァン・ウィリアンとの契約はその象徴であり、18歳にしてブルーズのスター選手へと成長した例は、クラブの長期的なビジョンを明確に示している。 現在開催中のU-20ワールドカップは、次世代のスター候補たちがその価値を証明する絶好の舞台となっている。そのなかで、日本はベスト16でフランスに0-1と敗れたが、キャプテンの市原はすでに強烈なインパクトを残しており、「大会でのパフォーマンスを受けて、彼らのレーダーに浮上した」と伝えられている。 同メディアはジャーナリストのグレアム・ベイリー氏による情報として、市原のプレーぶりを詳報。「彼はこの大会で傑出している。才能ある選手が目立つのは当然で、秘密などない。彼は傑出した選手の1人だ」との見解を紹介し、そのポテンシャルの高さに多くの注目が集まっていると指摘した。 一方で、才能ある若手選手を巡る争奪戦は熾烈を極めている。「チェルシーが感銘を受けているのは事実だが、彼らだけではない。多くのクラブが現地にスカウトを派遣している」と同メディアは綴っており、市原の獲得には複数のクラブが関心を示している可能性を示唆した。 チェルシーのスカウティング網は日本代表DFだけに留まらない。大会で注目を集めるメキシコ代表MFヒルベルト・モラにも関心を寄せているといい、クラブが世界規模で有望株の発掘を精力的に進めていることがうかがえる。 クラブの若手中心の補強戦略は、ファーストチームの強化を望む一部のサポーターから議論を呼ぶこともある。しかし、エストゥヴァンのような成功例は、数年間にわたって議論の的となってきたプロジェクトに対する支持を広げつつあり、クラブの未来への投資が着実に実を結び始めている。移籍・レンタル・戦力外「ら」スレ Part17358…