ソウルママが血道上げる英語幼稚園 月謝16万円で描く子の未来(日経新聞) 韓国で未就学児が通う「英語幼稚園」を巡る論議が噴出している。3歳児に難問の入試を課したり、高額の授業料を支払ったりすることを批判する声が上がり、韓国政府も対策に乗り出した。我が子に早期教育を与える親心と社会背景を探った。 「シャネルやエルメスより成績優秀児のバッグがほしい」。ソウル市の専業主婦チョン・ジソプさん(40)は年長の娘が通う英語幼稚園のママ友の言葉に驚いた。試験で優秀な点数を取った子がもらえるバッチやカバンは母たちの憧れだという。 チョンさんの娘は以前通っていた幼稚園でのトラブルを機に、空きがあった英語幼稚園に「やむを得ず」通い始めた。全国に普及している名の知れた園で、給食費などを含めて月額150万ウォン(約16万円)。そこで見たのは「不快なほどの競争」だという。 この園で子どもたちは1日に6時間、英語の授業を机について受ける。単語や読解のテストが月に6回以上。驚いたのは宿題の量だ。毎日プリントが4〜5枚、英語の絵本を5冊以上読み、復習と試験勉強まですると帰宅後2時間ほどかかる。授業についていくために、家庭教師やサポート塾、オンライン英語塾などもある。 試験の結果は子どもたち全員に公表され、ついていくのが難しく退園する子も後を絶たない。チョンさんの娘は楽しそうに通っているが、試験がうまくいかなかったと泣きながら帰って来た日は「娘に申し訳ない気持ちになった」と落ち込む。 (中略) 韓国教育省によると、法律上の「幼稚園」ではなく学習塾で法人登録を受けて運営しているケースが多い。幼児が半日以上過ごす形態の英語塾は全国に700カ所以上あり、月謝の平均は2024年時点で154万5000ウォンだ。 実際、費用が高すぎるため英語幼稚園に通うのは少数派だ。英語教育過熱の発信地は富裕層が集まるソウル南部・江南(カンナム)区の大峙洞(テチドン)だとされる。周辺の英語幼稚園には入園試験を受けるための先着順の申し込みに家族総出で挑み、代行業者も軒を連ねる。 (引用ここまで) いや、きっついな。 韓国での「英語幼稚園」での壮絶な英才教育の様子。 月謝16万円ほどを支払ってこんな3、4才の子供に英語詰め込み教育を施す。 そうしないと周囲に負けるから。 幼稚園レベルからこれ。 で、平均身長よりも低かったら成長ホルモンを投与して。 平均身長ていどでは差がつけられないっていって成長ホルモンを投与して。 投与のために月額70〜80万ウォンをかけたりする。 で、子供がまったく外を出歩かないから交通事故が他の国よりも有意に低くなるレベルで塾に通わせる。 中学、高校と休むことなく勉強勉強で、大学に入ったら今度は一息つく間もなく就職へ向けての「スペック」を積む必要がある。 そこまでしても実力で名門大学に入れないってことが分かったら、両親が揃ってインターン証明書の偽造をして大学に無理くり入学させる。 で、それがばれたら実刑を食らうと。 チョ・グク夫妻のことです。 韓国は金融資産100万ドル以上を持っている億万長者が去ってしてしまう国として、韓国は世界4位に位置しているのですが。 そりゃそうなるわな。競争するにしても、もうちょっとマイルドなところにしたいってのは当然の思いですわ。 こんな苦労をさせるくらいなら、そもそも子供を持たないって判断をする人々が多くなるのも当然といえますか。 世界に冠たる少子化先進国である所以がこんなところにあるわけですね。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 じわりと反米感情を顕わにするイ・ジェミョン。その「自主国防」という言葉が意味するものとは? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…