1: 煮卵 ★ ArXwCoQc9 2025-10-06 09:55:42 自民党の高市早苗総裁の就任を受け、連立政権の枠組み拡大協議の「本命」は、日本維新の会から国民民主党に移りそうだ。 高市氏と国民民主は政策的な親和性が高い上、「高市政権」の後見役と目される麻生太郎最高顧問が「自公国連立」をかねて模索してきた経緯があるためだ。ただ、ハードルは決して低くなく、先行きは不透明だ。 高市氏自身はどの政党と連立協議に入りたいかと4日の記者会見で問われ、「現時点でどことは言わない」と述べるにとどめている。ただ、同氏周辺は「まずは国民民主党だ」と断言する。 国民民主の古川元久代表代行と維新の藤田文武共同代表は5日、フジテレビの番組にそろって出演。高市氏との関係について、藤田氏が「ものすごく近いわけではない」と説明したのに対し、古川氏は「経済政策は非常に近い」と語った。 自民幹部らは4日の総裁選投開票まで、「小泉進次郎総裁」の下で「自公維連立」を実現するシナリオを描き、維新と水面下で接触を重ねてきた。小泉氏と維新の吉村洋文代表は大阪・関西万博の会場を一緒に視察し、蜜月ぶりをアピール。しかし、その機運は急速にしぼみつつある。 代わって急浮上したのが「自公国連立」だ。高市氏はもともと、地元の関西で角を突き合わせる維新より、同じ積極財政派の国民民主の方が相性がいいとみられてきた。一方、麻生氏は岸田政権時代から「自公国連立」を探ってきた経緯があり、最近も国民民主の榛葉賀津也幹事長と会談している。麻生氏が総裁選で高市氏支持に回り、副総裁などの要職に就く案が浮上したことで、「国民民主が本命」との見方が一気に広がった。 公明の動きもこうした流れに拍車を掛ける。斉藤鉄夫代表は高市氏が4日に就任あいさつに訪れた際、維新が政権参加の条件として求める「副首都」構想について「受け入れられない」と反対を伝えた。公明関係者は「政権に入れるなら維新より国民民主の方がまし」と解説する。 スポットライトを取り戻した格好の国民民主も協議に前向きだ。玉木雄一郎代表は5日、仙台市で記者団に対し、まずは所得税の課税最低ライン「年収の壁」引き上げを柱とする昨年12月の自公国3党合意を実行に移すよう要求。「誠実に履行すれば、醸成された信頼の度合いに応じ、連携の可能性や在り方が広がっていく」と語った。 ただ、国民内では「連立に参加すれば自民にのみ込まれかねない」との懸念が根強い。国民民主と立憲民主党を支援する連合は「(両党が)与野党に分かれることだけは到底容認できない」と連立参加反対の立場を鮮明にしており、今後の展開は見通せない。 [時事通信] 2025/10/6(月) 6:59…