表現の自由の名の下に反日・反米扇動を繰り返してきた共に民主党、反中デモ禁止法を発議(朝鮮日報) 進歩(革新)系与党「共に民主党」がヘイト・扇動集会を禁止するという内容の法案を発議した。このところソウル・明洞や大林洞などで開かれている反中デモを狙ったものだ。10月末を目標に推進している習近平・中国国家主席のアジア太平洋経済協力(APEC)慶州サミット訪問を前にした措置だと解釈された。だが、集会・表現の自由を強調してきた民主党でデモを制限する立法を推進するのは異例、という指摘が出ている。 金太年(キム・テニョン)民主党議員は2日、「集会・示威に関する法律」改正案を代表発議した。条項を新設して、特定人種や特定国出身者、障碍者などに対する差別・ヘイト集会の主催を禁止し、他人の人格権を深刻に侵害する侮辱を集会制限通告の対象に追加するというものだ。金議員は、法案の提案理由で「最近、一部の集会が特定人種や出身国、性別、障害、性的志向、宗教などに対する差別とヘイトを露骨に露わにして暴力的な行為を扇動するケースがある」とし、「憲法上の表現の自由の範囲を逸脱した集会」だと述べた。 (中略) 金議員の法案発議は、李在明(イ・ジェミョン)大統領が最近たびたび反中集会を批判したことに伴うものだとみられる。李大統領はこの日も、首席・補佐官会議で「特定国家や国民を狙ったデマやヘイト発言が無差別的に流布され、人種差別的集会もまた続いている」とし、「国益や国家イメージを毀損(きそん)するこの百害無益な自害行為を完全に追放しなければならない」と語った。 (中略) 野党側は「民主党はこれまで反米・反日扇動の先頭に立っていたではないか」と反発した。 (引用ここまで) 韓国で反中デモが勢いを持ちつつあります。 9月末から観光ビザ免除で中国人観光客が韓国に入国できるようになったことも受けてのデモとなっています。 「チャイナアウト」韓国で続く保守派デモ 李在明大統領は対策を指示(朝日新聞) 数々の圧迫があったことで反中意識は明白に高まっています。 イ・ジェミョンが中国に融和的な態度で終始していることも、保守派が反中に走っている理由のひとつですね。「敵の味方は敵」といったところです。 まあ、それに加えて反米感情も育ちつつあるのですが。 上の朝日新聞の記事にもあるように、イ・ジェミョンはこれら保守派の反中デモに対して対策を支持していました。 「自害行為」「中国人観光客には感謝だけでは足りない」 李在明大統領が反中デモを批判(朝鮮日報) このイ・ジェミョンの意向を受けて、韓国警察はデモにおける「嫌中」のスローガンについて使用制限をするよう通告をしていたのですね。 ですが、裁判所からは「警察側の規制は手続き違反なので無効」と判断しています。 韓国裁判所、開天節デモ「嫌中」制限の効力を停止…「暴力・脅迫を許すという意味ではない」(中央日報) 「表現の自由を損なうものである」って話ではないところに注目ですかね。 「嫌中スローガンの使用禁止」は活きていて、3日のデモにかぎっては効力停止ってことか。 まあ、韓国だったらそんなもんかな。 反米デモ → OK 反日デモ → OK、むしろ推奨! 反中デモ → 一定の文言禁止。大統領から「対処せよ」との言葉 ……なるほどね。 そりゃまあ、アメリカから軽視されてもしかたないわな。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 じわりと反米感情を顕わにするイ・ジェミョン。その「自主国防」という言葉が意味するものとは? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…