日産が一転、横浜FM運営継続へ 声明文発表「筆頭株主であり続けます」 一部株式は売約示唆 経営再建中の日産自動車(横浜市)が3日、「横浜F・マリノスについて」という題名で、サッカーJ1横浜Mの株式の売却を検討しているとの9月29日付のスポーツ報知の報道後、初めて声明文を公式HP上に掲載した。 「日産は横浜F・マリノスの筆頭株主であり続けます。私たちは横浜F・マリノスの成長を支え、財務的な持続可能性を高めるため、長期的な戦略の一環として、株主構成の強化について積極的に検討しています。横浜F・マリノスは日産の伝統と価値観、地元を大切にする姿勢の象徴であり、私たちは今後もチームの目標達成や将来の発展を支援し続けます。今後も日産は、地元である神奈川県、横浜市に対して、引き続き貢献していきます。私たちは事業の安定性を確保し、強固な基盤を構築することで、従業員やパートナーを支援し、地域社会に貢献していきます」とコメントした。 日産自動車は保有する約75%の一部株式の売却を示唆。マリノス株を巡っては、家電量販店大手ノジマなど複数社に売却を打診したことが表面化。日産は業績不振でリストラを進め、保有資産の見直しも図っており、株式の売却についても引き続き検討を進めていくことになる。…