1: ネギうどん ★ B1hHwxZh9 2025-09-30 13:17:23 (略) 小学生の「野球離れ」が止まった 実はそれだけではないかもしれない。スポーツ少年団の発表によると、小学生の軟式野球競技人口は、2010年には17万4993人だったが「野球離れ」の進行と共にどんどん減少し、令和が始まった2019年には11万7176人、そしてコロナ禍を経た2023年には10万7919人と2010年から38%も減少した。多くの子供が野球をしなくなったことに関係者は頭を悩ましているが、打つ手なし、という状況だった。 23年オフに大谷翔平はニューバランスと組んで、オリジナルの少年用グローブを全国1万校の小学校に「野球しようぜ!」の手紙と共に6万個配布した。これも大きなニュースとなったが、それから1年を経過した24年、少年野球の競技人口は10万8691人とわずか772人ながら増加に転じた。 小学校の野球指導者に話を聞くと「大谷選手がプレゼントしてくれたグローブ以外に、増加した原因は思いつかない」という。たった一人の野球選手が、日本の野球競技人口のすそ野拡大に貢献した可能性さえ出てきているのだ。 大谷がもし姿を消したら… 「確かに今の野球ブームは、大谷翔平の大活躍によって引き起こされたものだ。でも、大谷だって生身の人間だ。もし彼がポストシーズンで負傷して、WBCに出られなくなったり、来シーズン長期で戦線離脱したりしたら、ネトフリやメディア、MLB、グッズ会社、旅行会社などの思惑は、全部、総コケするよね?これってぞっとしない?」 野球の現場で顔を合わせる仲間のライターがそういった。私もそう思っていた。今のバブルみたいな大ブームは、ほとんど大谷翔平一人の超人的な活躍とカリスマ性がもたらしたものだ。彼がその中心から姿を消せば、一瞬で崩壊する可能性さえある。 大谷翔平は今年7月に31歳になった。MLB選手の平均年齢は29.2歳。大谷はすでにベテランの部類に入る。怪我や故障がなくても、大谷はそろそろ肉体的にはピークを過ぎようとしている。今夏、ロサンゼルスで話を聞いた日本人ツアーガイド会社の社長は「大谷選手はロサンゼルス五輪まで頑張ってほしい」と言ったが、それも3年後の28年に迫っている。 日本野球は「大谷翔平」という空前のスーパースターを得たが、彼がまばゆい光彩を放っている間に、次なるスター、後継者を育て、野球界全体を、レベルアップ、ステップアップしなければならない。そしてビジネス的にもスケールアップしなければならない。 その時間は、もうわずかしかないのだ。いつまでも「大谷、大谷」と騒いでいるだけではどうしようもないのだ。 全文はソースで…