1: 久太郎 ★ 2025/06/09(月) 02:12:25.53 ID:kLZiOElK9 現地時間8日、UEFAネーションズリーグは3位決定戦が行われ、ドイツ代表とフランス代表が対戦した。 過去相性の良かったポルトガル代表相手に逆転負けを喫したドイツと、スペイン代表との打ち合いに敗れたフランス。モチベーションとしては難しい位置付けの試合になるが、どちらも来年開催されるW杯に向けた強化を図るという点では共通の目標であることは間違いない。 立ち上がりから攻勢に出たのは、4バックで臨むドイツ。開始わずか2分、フュルクルクのスルーパスに抜け出したウォルトメイドが決定機を迎えるが、右足でのシュートはGKメニャンの正面。その後もドイツが攻勢を続け、6分にはウォルトメイドからのスルーパスに抜け出したアデイエミが鋭い切り返しでカットインして左足で狙うが、またしてもGKメニャンの正面に飛んでしまう。 スペイン戦から大きくメンバーを入れ替えたフランスはカウンターを狙うものの、ドイツの戻りが早くなかなかエンバペのスピードが活きる場面を作ることができない。 31分には、グロスのロングパスに抜け出したアデイエミがエリア内でトラップするも、コントロールが大きくなってしまう。それでも持ち前のスピードでボールに追いつくと、GKメニャンと接触して倒れる。主審はPKスポットを指すが、VARとオン・フィールド・レビューの結果、故意に倒れたとしてPK取り消しとアデイエミのシミュレーションによるイエローカードを提示した。 38分にはヴィルツのシュートが左のポストを叩くなど、攻め続けるドイツ。しかし、決めきれずにいると、フランスの個人技が牙を剥く。前半終了間際、右クロスをエリア内左で収めたエンバペが、一瞬の持ち出しから右足を振り抜き、鋭いシュートをゴール右へと決めてフランスが均衡を破った。 多くのチャンスを作りながらも先制を許したドイツは後半、ウォルトメイドに代えてウンダフを投入。すると53分、高い位置でフュルクルクがラビオを潰し、奪ったウンダフがGKメニャンとの1対1を沈める。ドイツが試合を振り出しに戻したかに思われたが、VARのオン・フィールド・レビューの結果、ラビオへのファールを取りゴールは取り消された。 前掛かりになるドイツを尻目に、フランスは前半よりカウンターの機会が増える。59分、カウンターからコロ・ムアニが右サイドを抜け出しエリア内右から折り返したボールをファーサイドで受けたテュラムが右足で狙うも、右のポストを叩いた。 追いかけるドイツはビショフ、ミッテルシュタット、ケーラー、ニャブリを投入。リードしているフランスもドゥエ、オリーセ、コネを投入し逃げ切りを図る。 迎えた84分、クリアボールをコッホとターが被ってしまい、抜け出したエンバペがGKテア・シュテーゲンとの1対1で冷静に横パス。フリーのオリーセが難なく押し込み、フランスが大きな追加点を挙げた。 こうなると苦しいドイツ。サイドからクロスを上げるも精度を欠き、ゴールが遠い展開が続く。最後までGKメニャンの牙城を崩すことは叶わず、ホームで2連敗。試合巧者ぶりを発揮したフランスが3位決定戦を制した。 ■試合結果 ドイツ 0-2 フランス ■得点者 フランス:エンバペ(45+1分)、オリーセ(84分)…