1: おっさん友の会 ★ EceGGeXv9 2025-09-23 17:35:04 東京から飛行機で3時間弱、エメラルドグリーンの海に囲まれた沖縄の離島、宮古島。国内外からの観光客でにぎわうこの南の楽園に、異変が起きている。全国平均をはるかに上回る勢いで発達障害児が増えているのだ。不安を募らせる住民、懸念を深める専門家。原因不明の中、行政も重い腰を上げ始めた。いったい何が起きているのか。現地に飛んだ。 少子化なのに、仮設校舎を急きょ建設 宮古島の北西部、行政機関の建物などが集まる島の心臓部に、地元では「平一(へいいち)小」の名で通っている宮古島市立平良(ひらら)第一小学校がある。児童数は約560人と島で最も多いが、ご多分に漏れず児童数は減少の一途だ。ところが奇妙なことに、教室の数が足りなくなり、昨年、急きょ校庭にプレハブの仮設校舎を建てた。 偶然にも、島に滞在中の9月11日、地元紙の宮古毎日新聞が1面トップで「プレハブ教室に基礎必要 平一小特別教室 県が指摘、改善求める」という記事を載せた。記事は、プレハブ教室の改修工事費1577万円が市の2025年度一般会計補正予算に盛り込まれたことを報じたもので、2026年4月から教室としての使用を再開する予定とも伝えている。 校長らの説明によると、平一小には現在、通常学級が全部で18、特別支援学級が6クラスある。特別支援学級の内訳は、自閉症や情緒障害など発達障害の子どものためのクラスが4、知的障害児のためのクラスが1など。特別支援学級に在籍する児童は同校全体で30人余り。これとは別に、普段は通常のクラスで学ぶが、特別支援学級の児童と同じような特別な指導、いわゆる「通級指導」を必要とする児童が50人余りいるという。 村上課長は「発達障害児が増えているかはわからないが、配慮が必要な子が増えていることは認識している。そうした子どもたちのための空間が必要だということでプレハブ教室を建てた」と慎重な言い回しで説明した。 (中略) 自閉症と知的障害を持つ9歳の長男を、障害を持つ子どもたちのための特別支援学校に通わせている女性は、親の助けを頼りに4年前に千葉県から実家のある宮古島市に家族で越してきた。引っ越す直前に、障害を持つ未就学児のための支援サービスに申し込もうと市内の事業者に電話で問い合わせたところ、15人待ちと聞かされた。「こんな小さな島に障害を持つ子どもがそんなにいるのかと驚いた」と振り返る。 (中略) 「正直、この島では子どもを産みたくない」 親たちも不安を募らせている。 「発達障害児は私が小学生だったころよりずいぶん増えている印象がある」 こう話すのは1児の母の國吉則子さんだ。28歳の國吉さんには小学1年生の長男がいるが、現在、平一小とは別の小学校で通級指導を受けている。「イライラすることが多く、コミュニケーション能力が不十分なためすぐに手を出してしまう」と長男の症状を説明した。 Yahooニュース 猪瀬聖 ジャーナリスト…