1: ぐれ ★ lVpm4Uly9 2025-09-19 08:43:27 ※9/19(金) 8:30 AERA DIGITAL 東京、京都、大阪、北海道……大都市や観光地を中心に、飲食費や宿泊費が高騰している。インバウンド(訪日外国人客)が増える一方で、自分たちの楽しみが奪われていると感じる生活者は少なくないようだ。 * * * ■レトロな街並み、家を覗かれ… 「訪日観光客の増加は、私のように金に余裕のない日本人にとっては、仕打ちですよ」 そう、大阪市に暮らす60代の男性は語る。 大阪・梅田に近い中崎地区(北区)は「昭和レトロ」な雰囲気がインバウンドに人気だ。戦災を免れた建物が多く、昔ながらの民家や長屋が立ち並ぶ。 男性の住まいも道幅2.5メートルほどの路地の奥にある5軒長屋だ。 男性は、「外国人観光客がわがもの顔で路地を闊歩している」と嘆く。プライベートな生活空間と路地がほぼ一体化したような環境だからだ。 「長屋が珍しいのか、欧米系の外国人が路地裏まで入り込んでくる。私の家も覗かれます」 ■定年後のささやかな楽しみが そんな男性の定年後のささやかな楽しみが「外食」だった。 3年ほど前、近所に「安くておいしい、おにぎり屋ができた」。定食を注文すると、大きなおにぎり2つと味噌汁、きんぴらごぼうなどのおかずがついて600円だった。 「行きつけだったのに、今や定食はインバウンド向けの価格で1300円以上する。すっかり足が遠のきました」(男性) 以前は1000円以下で食べられたラーメンも、倍ほどに値上がりした。 「そりゃ、物価高もあるかもしれませんよ。でも、『こんなに高くて客が入るのか』と思っていたら、外国人が行列しているんです」(同) 自宅周辺にインバウンド向けの民泊が3軒でき、玄関前には生ごみが散乱、壊れたスーツケースが放置されることもある。 「金を持っている外国人の民泊経営者が外国人相手に儲けている。外国の植民地に住んでいるようなみじめな気分です」(同) ■錦市場もインバウンド向けに 京都市在住で、タクシー会社に勤める70代の男性は、昼食をとるときは、なるべく街の中心部から離れた場所の店に入るという。 「どこも外国人でいっぱいで、並ばないと入れませんし、価格も上がった。市街地の店に行くと気持ちが滅入るんです」(男性) 続きは↓ 住民は「おにぎり屋もラーメン屋もインバウンド向け」と嘆き なぜ国は「生活者の幸せ」に目を向けないのか…