
1: ななしさん@発達中 2025/09/17(水) 18:19:53.22 ● BE:643485443-PLT(16000)ID:jQ5W+9T+0 目に「歯」を移植する手術に成功した男性、20年ぶりに視力を取り戻す (CNN)カナダのブリティッシュコロンビア大学角膜外科で臨床准教授を務めるグレッグ・モロニー氏はさきごろ、患者本人の「歯」を眼に移植するというまれな手術で、患者の視力を回復させることに成功した。ブレント・チャップマンさんは13歳の時、クリスマスに行われたバスケットボールの試合中にイブプロフェン(消炎鎮痛薬に使われる成分の一種)を服用した。それは以前にも服用したことのある薬だったが、その後の出来事は全く予期せぬものだった。重度の反応を引き起こし、目の表面を含む全身にやけどを負ったのだ。チャップマンさんは27日間昏睡状態に陥った。感染症で左目を失い、右目の視力もほぼ失った。体は回復したが、視力が完全に戻ることはなかった。チャップマンさんはそれからの20年、右目に50回近くの手術を受けた。手術のほとんどは角膜移植だったという。「新しい角膜を移植する手術を受けたものの、何年かもつこともあれば数カ月しかもたないこともあった。決して治らないかのようだった」しかし、モロニー氏は今年、チャップマンさん本人の歯を眼に移植するというまれな手術で、視力を回復させることに成功した。「世界を取り戻せてとても幸せだ。小さなことにも感謝している。現実ではないみたいで、幸福に浸っている」とチャップマンさんは喜びを語る。「トゥース・イン・アイ」または「オステオ・オドント・ケラトプロスセシス(OOKP)」と呼ばれるこの手術では、患者の歯を抜き取り、その一部を頬の中に縫い付けてから眼に移植する。目に歯を健康な目であれば、角膜は風よけのように働き、光は水晶体、網膜へと透過し、そこで電気信号に変換されて脳へと送られる。角膜の透明性は、適切なうるおいと角膜周辺の幹細胞による安定した細胞再生に依存している。角膜が永久的に濁り、角膜移植が拒絶される場合にトゥース・イン・アイ手術が適用されることがある。人間の歯の中で最も長い犬歯を、歯の周囲の薄い骨膜とともにあごから抜き取る。この骨膜は歯を支え、血液を供給し、歯を生き続けさせる。歯を4ミリの厚さに削ったら、プラスチック製の光学シリンダーを固定するための穴を開けるという。レンズを埋め込んだ歯を、患者の頬やまぶたに数カ月間埋め込むと、周囲に軟組織が成長する。「歯は、焦点を合わせるための要素を固定するのに理想的な構造をしている」とモロニー氏は話す。「硬く、剛性があり、劣悪な環境に耐えることができるうえ、体は自分の一部なので受け入れる」次の段階では、患者の眼球前面に穴を開け、この新たな複合物のためのスペースを作る。歯とレンズの複合物が生体組織と一体化したら、手術で眼球前面に取り付け、損傷した角膜の機能と入れ替える。患者の口腔内の組織を用いて歯の部分を覆うことで、新たな角膜はピンク色になる。角膜の後ろにある網膜と視神経が健全であれば、光は透明なレンズを通って網膜に到達し、視覚を取り戻すことができる。…