1. 匿名@ガールズちゃんねる ■「生まれ」による有利・不利 (1)学歴はまずもってその人の所得(稼ぎ、もらい)との相関がある (2)本人の学歴は親から子へと再生産される(親子の学歴に相関がある) 大卒の親の子供は大卒に、非大卒の親の子供は非大卒になるという、いわゆる親子の「学歴再生産」の傾向が、実証的に示されています。 (1)と合わせて考えると、賃金の傾向は学歴を媒介して世代を超えて再生産されやすいのです。極端な言い方をすれば、高学歴でハイソ(ハイソサエティ=上流の)、裕福な子はやはりそのハイソな界隈で裕福になりやすい。家が貧しいと、なかなか実家以上の暮らしになりにくい、というわけです。 ■学校は「平等に機会を与える場所」のはずなのに これでは、生まれの違いが解消されないどころか不問に付されたまま。ゆえにその結果にはさらなる差が生まれます。 「もともとラッキーな人はさらに強くしてもらい、もともと社会的なリソースが不足がちな人も、同等のチャンスはあげたのだからあとは頑張ってなんとかしなさいよ」 ──で済まされてしまう。 松岡氏が『教育格差』で述べたとおり、 「この社会に、出身家庭と地域という本人にはどうしようもない初期条件(生まれ)によって教育機会の格差がある(中略)この機会の多寡は最終学歴に繫がり、それは収入・職業・健康など様々な格差の基盤となる。つまり、20代前半でほぼ確定する学歴で、その後の人生が大きく制約される現実が日本にはあるのだ」というわけです。 2025/09/17(水) 13:40:16…