1: 煮卵 ★ 5LBE3qm69 2025-09-09 19:15:29 京都府や京都市、京都商工会議所が、新たな京都ブランドを生み出す起業家らをたたえる第2回「KYOTO Next Award(京都ネクストアワード)」の表彰式が8日、中京区のホテルであった。 最優秀賞はクラフトビール製造を軸に地域活性化に取り組む「ローカルフラッグ」(与謝野町)。優秀賞には京藍染めの再生に取り組む「Riku Matsuzaki」(西京区)が輝いた。 審査員特別賞に選ばれた「虫秘茶(ちゅうひちゃ)」(伏見区)は、ガの幼虫のフンからお茶を作るという一風変わったアイデアで注目を集める。 京都大農学研究科博士課程で学ぶ丸岡毅代表(29)は、受賞に「迷いの多い日々だが、やっていけると大きな勇気をもらえた」と語った。 開発のきっかけは、研究室の先輩がマイマイガの幼虫50匹を研究の一環で訪れたリンゴ園から持ち帰ったことに遡る。仕方なく飼育を始め、大学に植わる桜の葉を食べさせると、不思議な現象に巡り合った。 「なんだか華やかな香りがする」 好奇心で乾燥させたフンにお湯を注ぐと、紅茶のような透き通った赤茶に色づいた。「発酵感もあるし、ほどよく植物っぽさも残っている。うま味も感じられる」。紛れもない「お茶」の誕生だった。 周囲の人にも飲んでもらうと、「きちんと作った方がいい」と勧められ、すぐさまガと植物の種類を掛け合わせる研究開発に着手。 「1、2年間は研究そっちのけで、朝から晩まで虫捕りでした」と笑う。 中国では古来、似たような「虫糞茶(ちゅうふんちゃ)」と呼ばれるお茶が存在し、漢方薬のように用いられているという。 続きは↓ [読売新聞] 2025/9/9(火) 16:02…