褒められる=「何か裏があるかも?」ではなく、褒められる=「自分は周囲を騙して過大評価されてる」 インポスター症候群とは? 「SNSにあげたイラストがバズって『すごい』と褒められたが、自分より絵がうまい人はたくさんいるから『褒めてくれた人を騙してる』と感じる」 こう話すのはイラストレーターとして活動する雪見しの氏(30)。雪見氏は「いつかメッキが剥がれてしまうのでは?」といった不安から、仕事に対して逃げ腰になるなどの悪影響が出ているという。 周囲からの称賛を受け入れられず、自分を評価してくれる相手を騙しているような感覚になる「インポスター症候群」。誰もが陥る可能性があり、特に「謙遜は美徳」「いやいや私なんて」と思いがちな日本人はリスクが高いという。 ■インポスター症候群とは? インポスターとは「詐欺師/偽物」の意味で、この症候群は1978年に心理学者によって提唱された。心の不調ではあるが精神疾患ではなく、あくまでも心理的傾向であり、確立された診断基準・克服方法はない。症状は寝つきの悪さ・悪夢・めまい・吐き気・動悸・腹痛・むくみなどがあるという。 ※関連記事【警告】「インポスター症候群」社会的に成功してるのに自分を詐欺師だと思ってしまう病…