
1: ゴアマガラ ★ 2025/08/13(水) 19:50:25.01 ID:GbeuOWS09 ビールは12~18ドルでサンドイッチは20ドル 6~7月に開催されたクラブワールドカップ(以下クラブW杯)を現地で取材した。あらためて総括する必要性があると思ったのは、来年に3か国共催で行なわれる前代未聞のW杯のリハーサルの意味もあったからだ。 率直に言って、問題だらけの大会だった。暑さ、ピッチコンディションの悪さ、強引にアメリカナイズされたイベント……今回起きたことは、来年にも起こりうる――いや、より重大な問題になりうる危険がある。参加チーム数、訪れるサポーターの人数、開催国の数は、今回の比ではない。 以下、私が驚いた出来事や取り組みを、一つひとつ見ていこう。W杯の現地観戦を計画している方々は、ぜひ参考にしていただきたい。 まず触れたいのが、「透明バッグ問題」だ。アメリカではスタジアムに入る際、中身がすべて見える透明の透明バッグの使用が多くの州で義務づけられている。スポーツイベントのみならず音楽コンサートにおいても、普通のバッグを持ち込むことが禁止されている。 アメリカにおけるこうしたセキュリティーの強化は2001年に起きた「9.11テロ事件」から始まり、その後、13年のボストンマラソン爆破事件などにより、さらに厳格になった。透明バッグの義務化は、13年にNFLが初めて導入し、それ以降、すべてのスポーツ観戦において取り入れられるようになり、今やアメリカでは標準的な規則となっている。 スタジアムに持ち込むすべてのバッグは完全に透明でなければならず、サイズも最大30×15×30cmに規定されている。リュックサックは禁止。女性用ポーチも、ウエストポーチも禁止。このルールはクラブW杯観戦に訪れた国外のサポーターを驚かせ、 メットライフ・スタジアム(ニューヨーク)、メルセデス・ベンツ・スタジアム(アトランタ)、ハードロック・スタジアム(マイアミ)など、スタジアム周辺では混乱と怒りの光景が広がった。 観客が持ち物で足止めされると、まるで魔法のように、どこからともなく透明バッグを売り歩く者が現われる。そのほとんどは許可のない移民であり、エントランス付近で木製の棒に透明バッグを吊るして売り歩いていた。価格は15~40ドル。 もちろん、レシートも保証もない。しかし、需要は極めて高かった。なぜなら彼らから買わなければスタジアムに入れないからだ。カリフォルニアでの調査によると、スタジアム周辺でバッグを購入したファンは34万人を超えたという。 高額なチケットを購入したにもかかわらず、スタジアムの入り口で足止めされ、結局試合を見ることができなかった家族がいた。その理由は、娘のブランド物のバッグだった。彼女はそれを捨てることはできなかったのだ。 全文はソースで…