1 名前:どどん ★:2025/08/13(水) 07:53:06.26 ID:5PjxWDDI9.net バスケットボール漫画の金字塔『SLAM DUNK』(以下『スラムダンク』)。そのアニメ版オープニングに登場し“聖地”として世界中のファンが殺到する神奈川県鎌倉市の江ノ電「鎌倉高校前」駅。しかし今、その聖地が深刻なトイレ問題に直面している。 殺到する外国人観光客。その一部ではあるものの、彼らによる迷惑行為は以前から問題視されていたが、現在もっとも深刻な問題の一つとなっているのは野外排泄だという。 どこでも構わず、それがたとえ他人の敷地であろうと“小”だけにとどまらず”大”もしてしまうというのである。そんな中、ついに駅のトイレが閉鎖されたことで事態はさらに悪化し、地域住民は「もう限界だ」と悲鳴を上げている。聖地巡礼の裏で深刻化する、野外排泄の実態とは──。 『スラムダンク』は’90年代に週刊少年ジャンプで連載され、国内のバスケブームに火をつけた伝説的な漫画だ。’22年12月には、映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され、その人気は海を越え、アジア圏で絶大な支持を得ている。特に中国では、観客動員数は1817万8000人に上り、6億5900万元(約131億8000万円・’23年8月のレート『CRIline’23年8月28日配信記事より』)を超えた。 聖地とされるのは、江ノ電・鎌倉高校前駅のすぐそばにある踏切だ。アニメのオープニングで主人公・桜木花道がカバンを肩にかけ、江ノ電が通り過ぎるのを背景に佇むシーンはあまりにも有名。ファンならば一度は同じ構図で写真を撮りたいと思うだろう。 この“聖地巡礼”が本格化したのは’13年ごろからだったが、映画『THE FIRST SLAM DUNK』がアジア全域で記録的な大ヒットを飛ばすと、観光客は爆発的に増加したのだ。 しかし、鎌倉高校前駅は元々、これほどの観光客が押し寄せることを想定した場所ではない。あくまで地元の高校生や住民が利用する小さな無人駅であり、観光客を受け入れるための十分なトイレ施設や周辺の休憩スペースなどは整備されてこなかったのだ。その脆弱なインフラが、現在の混乱に拍車をかけている。 観光客が殺到すれば、当然トイレの需要も増える。しかし、ゴールデンウイークを前にした4月末、観光客にとって“唯一のライフライン”ともいえる鎌倉高校前駅のトイレが、突如閉鎖されてしまったのだ。江ノ島電鉄(江ノ電)のホームページには、閉鎖の理由がこう記されている。 《異物による排水管詰まりの発生や施設の破損、破壊が多発していることから、閉鎖とさせていただきます》 一体、駅のトイレで何が起きていたのか。江ノ電総務部の担当者は取材に重い口を開いた。 「トイレットペーパー以外の固形物を流されてしまうことが頻繁にありまして……。配管が詰まってしまうんです。その都度、配管業者さんに依頼をしている状況ではあったのですが、以前からトイレの中がものすごく汚れているという状況もありました。壁まで糞尿が付いている、ということもあったと聞いております」 駅周辺では事実上、唯一の公共トイレだった施設が閉鎖された背景には、このような観光客のマナーの悪さがある。だが、彼らの迷惑行為はこの程度のものではない。平然と他人の敷地で野外排泄をしてしまうのである。 周辺での野外排泄は、駅のトイレが閉鎖される以前からの根深い問題だった。それが、唯一の公共トイレがなくなったことで、さらに深刻化しているのだ。その被害を最も切実に訴えるのが、駅のすぐ近くにある鈴木病院である。同院の事務部長は呆れたように語る。 以下略全文 FRIDAY 引用元:…