1. 匿名@ガールズちゃんねる クマの体長は、ハンター歴が50年近い織田さんが見ても「すごい大きさ」で、3メートル近くあった。気付くと同時に突進され、ライフルを構える余裕はなかった。攻撃を避けるため、近くの木に隠れた。しかし、木の幹は細く、はみ出した顔面の右半分を「たたかれた」。出血し、右目が見えなくなった。「とっさの判断で木に隠れなければ、大けがでは済まなかった」と振り返る。 クマは威嚇にとどめたのか、それ以上は攻撃してこなかった。織田さんは一帯の地形を把握しており、急いで下山した。携帯電話は通信圏外で、1キロほど先にあった事務所に助けを求め、病院に搬送された。襲撃現場は美唄市役所から北東に約7キロの山中だった。 けがは右の頰骨(きょうこつ)を複雑骨折する重傷で、皮膚を縫った後、約2週間入院した。負傷した右目の視力は失わずに済んだが、神経が切れて右側のまぶたや口は自由が利かない。それでも織田さんは「痛みがないのが不幸中の幸い」と冷静に語る。 ハンターの育成が急務だが、若いハンターには、山中でクマを見ると足が震える人もいるという。織田さんは「恐れたらその隙を突かれる。後継者を育てるためにも、まだハンターをやめるつもりはない」と話している。 2025/08/10(日) 17:15:29…