
転載元: ネギうどん ★ 2025/08/05(火) 11:15:48.66 ID:94REaZKQ9 第107回全国高校野球選手権大会は5日、阪神甲子園球場で開幕する。炎天下で行われる大会では、様々な暑さ対策が行われる。選手らの安全を守るため、「夏の甲子園」のあり方は変化している。 象徴的なのが5日の開会式。史上初めて午後4時に始まる。その後、第1試合を午後5時半から行う。日本高校野球連盟の井本亘事務局長は「選手だけじゃなく、プラカード担当、吹奏楽、いろんな準備をして頂いている関係者の皆さんのことを考えた」と話す。 昨年の第106回大会は午前8時半に開会式を始め、第1試合は午前10時ごろにプレーボールした。第2試合は午後4時から。暑さのピークを避ける「2部制」を初めて採用した大会だったが、朝の開会式に出席し、夕方まで待機した選手たちの「負担が重い」との声が出たことから、今回の方式に変更した。 2部制は、昨年は第1~3日の3日間のみだったが、今年は第1~6日の6日間に拡大する。1日4試合の日(第2、3、5、6日)でも2部制を導入する。 負担軽減の一環で、試合前の守備練習(ノック)を行うかどうかをチームが選択できるようにする。ノック時間も2分短縮して5分になる。 サポート態勢は今年も厚くする。12人前後の理学療法士が連日、球場に詰め、選手の体調管理を担当する。試合前に熱中症の既往症の有無や睡眠、食事、体調不良について選手にアンケートを行ったうえで、試合中や試合後のケアにあたる。 2年前からは五回終了後にクーリングタイムを設けた。選手は全員、ベンチ裏の冷房がきいたスペースに移動し、理学療法士の指導のもと、シャーベット状の飲み物である「アイススラリー」やスポーツドリンクなどを摂取できる。当初は10分間だったが、短縮しても効果は見込めるため、今年から8分間になった。 「おにぎりを増やして欲しい」 深部冷却に効果のあるアイススラリーは、昨年も試合前と五回終了時に摂取を呼びかけていた。今年は二、三回と七、八回の攻撃中を合わせた計4度に増やして、摂取を促すという。甲子園での医療活動を担う「アスリートケア」の堀口幸二さんは「熱中症予防として、試合前から摂取するのは非常に重要」と話す。 食事をきちんと取ることも、熱中症対策には重要だ。昨年から、球場到着後に栄養補給できるよう補食を導入した。代表校へのアンケートで「おにぎりを増やして欲しい」という声が寄せられ、今年は全試合でおにぎり、パン、栄養食品などを提供する。 試合中は常にグラウンドに立ち続ける審判委員の対策も進める。今年から球審も白いシューズを履き、球審、塁審とも白い帽子を着用。さらに、新たに体表温度と心拍数、運動量を測定する計測器を、同意の上で身につけてもらう。今後の公式戦に向け、データを分析し、審判委員や選手の熱中症予防に生かす。 続きはソースで…