93: おさかなくわえた名無しさん 2018/08/01(水) 00:48:21.46 ID:USl8ApYj 小3のとき、父親が蒸発した 多分サラ金に手を出して回りきらなくなったような感じ もしかしたら女もいたのかもしれない 母親がパートから帰ると私と弟を軽自動車に乗せて、父がよく立ち寄っていたお店や施設に何度も回って、母が駐車場でお店の人に写真見せて何か話してるのを車内から見てた記憶がある で、そんなことが二週間くらい続いたある日、母はメモに毎朝父宛の手紙を書いて玄関やポストの目につくところに貼ってからパートに行ってたんだけど、その日からしなくなった 夕方、探し回りにも出かけなくなった 異様な雰囲気でなにも聞けず、その翌日に「お父さん、探さなくていいの?」と聞いてみたら、母はものすっごく普通の、普段通りの顔と声のトーンで 「誰の話?」 と言った。なんか怖かった それからは父は存在しなかった扱いになったんだけど、何度か弟も私も「お父さんは」と話しても、母は本当に嘘みたいに本当のような顔と声で 「やだ、何の話?あんた大丈夫?」 とか、まるでこっちが作り話してるみたいに返事をした うまく言えないけど、人間ってバグを起こす生き物なんだな、みたいなことを知識より先に実感して怖くなった記憶が今もはっきりある…