
18: 名無しさん@おーぷん 2018/01/22(月)14:12:22 ID:pP9 自分と兄弟のように育ったいとこの話。いとこは真面目で仕事もできて家庭も大切にする、非の打ち所のない人間だった。だが、いとこの元妻は不倫にハマりいとこと離婚、子供の親権も奪った上でその不倫相手と結婚した。いとこは元妻、不倫相手の双方からきっちりと慰謝料を貰ったが、養育費は子供の権利だからと、毎月十分な額を送金していた。しかし、元妻は当然子供に会わせない。いとこは何度も子供に会わせて欲しいと元妻に訴えていたのだが、子供が会いたがらないからと元妻は拒否。元妻、子供にいとこが不倫をしたために離婚をしたと伝えていたようで、子供が二十歳の誕生日を迎えた時に、いとこに対する恨みつらみと、これでもう縁が切れる事を嬉しく思うといった内容の手紙が届いた。そこからいとこの落ち込みようは酷いもので、家族や友人達の支えがあって数年経ってようやく落ち着きを取り戻した。それから程なくして、いとこの元へ突然子供が訪ねてきた。なんでも、交際相手がそれなりのお家柄だったらしく、身辺調査をされ、その結果、元妻の不倫が明るみに出てしまい、そんな母親のいる家の人間とは付き合えないとなったらしい。いとこ子供はそこで初めて真実を知り、慌てていとこの元へ謝罪に訪れたらしい。だがいとこは、一方の話だけを鵜呑みにし、もう一方と対話しようともしなかった事のツケが回ってきただけだ。何も分からない子供の頃ならいざ知らず、成人して縁が切れると喜んで、そこから何一つ視野を広げようとしなかったお前の自業自得だ。それは、自分に謝ったからといって帳消しになるわけではない。手紙に書いていた通り、もうお前とは縁が切れたのだから、謝る必要も無いと一蹴。途中まで泣いてすがっていた子供だったが、いとこの態度が軟化しないと分かるやいなや、いとこを罵倒し始めた。それを見たいとこ、不倫が明るみになった時の元妻とそっくりだ、さすがは血の繋がった親子だなと鼻で笑った。それを聞いた子供、顔を真っ赤にしてぷるぷると震えながら、逃げ出すように立ち去った。ここからは伝聞だが、いとこ元妻と不倫相手、子供の縁談がダメになった事で急速に険悪なムードになり、現在離婚調停中らしい。いとこ子供は何故か身辺調査の結果が職場や友人達に知られて、白い目で見られているとの事。身辺調査らしき人物が偶然自分の所へ訪ねてきた時に、いとこの離婚の経緯だけじゃなくて、いとこ子供からの手紙の存在をうっかり漏らしたのがちょっとまずかったかもしれない。手紙の件がなくても、親が不倫して尚且つその不倫した側に育てられた子って事だけでも分かった時点でアウトだっただろうから、あんまり気に病むこともないかな。…