アレクサンドレ・サムハラゼ氏の事業戦略を深掘り 第51回では、Forbesジョージア富豪100人ランキングで第50位に位置するアレクサンドレ・サムハラゼ氏(60歳)がピックアップされます。サムハラゼ氏は、ファッション小売「ドレスアップ・グループ」を運営するトレードライン有限責任会社の88%を保有しています。1994年設立の同社は、現在4都市に80店超を展開し、1,000人を超える従業員を雇用しています。 東京大学経済学部卒の投資家であり、ジョージアで自ら実業(医療・教育・農業等)を展開する山中裕氏が、サムハラゼ氏の「輸入小売から自社工場・自社ブランドへの垂直統合」と「為替と仕入れに左右されない利益源づくり」を独自の資本・経営ロジックから徹底解説いたします。 ウェビナー開催の背景 サムハラゼ氏の事業は、1993年にトルコの店先で得た着想から始まりました。翌1994年には、内戦と経済危機下のジョージア、トビリシのルスタヴェリ大通りに1号店を開設し、リーバイス、リー、ラングラーといった国際ブランドの正規店として展開しました。 2004年から2010年にかけては「ジーンズ・ギャラリー」「ファクトリー」「アトリオ」など複数ブランドの多角化戦略へと転換し、2014年には企業集団を「ドレスアップ」へと改称しています。 同社の戦略の核心は、輸入小売からの垂直統合にあります。国際ブランドの輸入・販売にとどまらず、自社工場を通じて「サヴァリ」「アトリオ|ルソ」といった自社ブランドを立ち上げ、流通から製造へと踏み込みました。これは、仕入れ値と為替に左右されない利益の源泉を自ら作り出すための意図的な戦略です。 デジタルへの対応も先駆的で、2016年にジョージアでいち早くEC(電子商取引)を開始し、パンデミックを経て2022年から2023年にかけてEC部門を大幅に拡大しました。現在は4都市で80を超える店舗と100を超えるブランドを展開し、1,000人超を雇用しています。さらに、イランのフェレイダン地方からのジョージア系帰還者の支援や、ジョージア語の純化を目指す「#nobarbarisms」運動の支援など、事業を超えた地域・文化への関与も行っています。 このウェビナーでは、利益の源泉が外部要因にどれだけ左右されにくいかという点から、ファッション小売企業の中長期的な企業価値を紐解きます。 本ウェビナーの主なトピック 本ウェビナーでは、主に以下の4つのトピックについて詳しく解説が行われます。 輸入小売から自社工場への垂直統合:国際ブランドの正規店から、自社工場で「サヴァリ」等の自社ブランドを製造する、流通から製造への踏み込み。 為替と仕入れに左右されない利益源づくり:輸入品が為替や仕入れ条件に利益を左右されるのに対し、自社製造でその制約から相対的に自由な利益源を作る戦略。 内戦下の1店舗から80店超・4都市へ:1994年にルスタヴェリ大通りの1号店から始まり、4都市80店超・100超ブランド・1,000人超へ成長した歩み。 ジョージアで先駆けたEC展開:2016年にいち早くECを開始し、パンデミックを経て2022〜2023年に大幅拡大したデジタル戦略。 開催概要 日時:2026年9月中旬 タイトル:少数株ドットコム代表 山中 裕「ジョージアについて語る」シリーズ:Forbesジョージア富豪100人 第51回『アレクサンドレ・サムハラゼ――輸入小売から自社工場へ、ファッション「ドレスアップ」の88%オーナー』 形式:オンライン配信(Zoomウェビナー) 参加費:無料(事前登録制) 対象者:アパレル・小売・EC業界に関心のある経営者、輸入から製造への垂直統合や利益源の内製化を学びたい投資家、ジョージアをはじめとする新興国市場に関心のあるビジネスパーソン 申込方法:info@shosukabu.com 宛に、件名へ『「富豪100人シリーズ第51回」ウェビナー参加希望』と明記のうえ、お申し込みください。 今後の展望 『山中裕が語るForbesジョージア富豪100人』シリーズでは、表面的なブームや印象論に惑わされることなく、客観的な「データと構造」から新興国資本主義の地層を冷徹に紐解いてまいります。今後も少数株ドットコムでは、市場の歪みや未開拓の価値を見出す独自の視点に基づき、持続可能な企業価値の最大化に貢献する独自のグローバルインテリジェンスを提供してまいります。 本件に関するお問い合わせ先 少数株ドットコム株式会社 担当部署:広報担当窓口 info@shosukabu.com 関連リンク 少数株ドットコム 男女産み分けドットコム CapitalJusticeLab 投資ブラザーズ 非上場株式売却入門(Amazon) 当社代表プロフィール 山中 裕(やまなか・ゆたか) 1976年東京都文京区生まれ、練馬区育ち。東京大学経済学部を総代で卒業後、コロンビア大学大学院(金融工学)修士号取得、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に留学されました。保谷硝子(現HOYA株式会社)創業者のひとり、山中茂氏の孫にあたります。 世界的にも「テクノロジーのわかるアクティビスト」と評され、2010年代初頭にNVIDIAに着目したほか、ブロードコム、TSMC、モンスター・ビバレッジ、ノボノルディスクなどの銘柄を早期に発掘し、高いリターンをあげられました。 日本国内では、株主提案実務を牽引し、2010年にはHOYAに創業家株主として15議案の株主提案を提出。役員報酬の個別開示(45パーセント強の賛成)、社外取締役のみの経営会議設置、株主提案説明文字数の拡大(4,000字)など、ガバナンス改革を求める内容で、ISS・Glass Lewis・日本プロクシー・ガバナンス研究所の3社すべてから複数の議案で賛成推奨を受けました。2011年にはハーバード大学法科大学院で講演し、その後も、みずほFG・MUFG・りそなHDなどでも40%台の支持を集める株主提案を実施されています。 株主補助参加人として参画したハイアス・アンド・カンパニー(現くふう住まいコンサルティング)損害賠償請求事件で、2025年勝訴判決を得るなど、少数株主の権利行使でも実績を重ねています。現在、徳島県美馬市の株式会社河野メリクロンの筆頭株主としてスマート農業に注力。コーカサス地方のジョージア(トビリシ)では農業・病院・学校経営を展開し、代理出産などを含む医療サービスも手がけています。 投資ブラザーズ合同会社共同代表社員、少数株ドットコム株式会社共同創業者兼会長。世界の上場企業1,000社超、非上場企業200社超の株主です。座右の銘は故・柴田保光投手の「チャンピオンに立ち向かって勝つことがプロの目標のひとつ」。30年来の日本ハムファイターズファンでもあります。 会社概要 会社名:少数株ドットコム株式会社 URL: 業種:サービス業 本社所在地:東京都練馬区東大泉三丁目37番7号 電話番号:03-3590-4667 代表者名:山中 裕 上場:未上場 資本金:9000万円 設立:2023年03月…