
転載元: 810: どうですか解説の名無しさん 2025/07/22(火) 06:25:10.20 ID:dKoVfvcQ0 巨人、前半戦3位で終了 原辰徳さんが考える後半戦巻き返しのカギは「相手より自分」「短所より長所」 一時、背負った5点のビハインドをはね返した勝利は、ファンも胸のすく思いだっただろう。最後は吉川が決めてくれたが、7回の集中打は見事だった。つなぎあり、一発ありのビッグイニング。さらにリチャードの本塁打の後に勝ち越し機をつくり直したことも、ムードを助長した。攻勢の手を緩めないことは、後半戦へのヒントになったはずだ。 オールスターまでの前半戦を終えて、首位・阪神とは10ゲーム差となった。厳しいシーズンだと言わざるを得ない。現状、非常に似たような展開での負けが目立つ。簡単に言うと、あと一本が出ないというね。5月頭に岡本が負傷で離脱し、いろんな選手にチャンスを与えたが、結果的になかなか救う選手が出てこなかった。男になる選手がいなかった。これに尽きる。 私にもそういうような状況で指揮を執った経験があるが、こうなれば原点に戻って、相手を見る野球ではなく、自分たちを見て野球をするべきだろう。開幕前に描いた「このチームのベストはこうだ」という用兵が、阿部監督やコーチ陣にはあるはず。キャベッジやヘルナンデスも組み込み、非常にパワフルな野球を展開したいと構想しただろう。オールスター以降はもう一度、レギュラーと想定していた選手を信じて送り出してみてはどうだろうか。 選手それぞれには長所も短所もある。ただ、短所を指摘して補おうとしすぎるのが、日本のよくないところとも常々、思っている。もう一度、自分の長所を理解させた上で「君のここを買っているんだ。そこを発揮することだけに集中してほしい」と送り出す。そうすることで、自ら短所を気をつけようとするものだよ。萎縮して戦ってほしくない。 過ぎたことを振り返っても仕方がない。残りは54試合。もう「ああでもない、こうでもない」という時期は終わった。ここからはある程度、メンバーを固定して覚悟を決めて戦えるかだ。阿部監督だって、もっと喜怒哀楽を出したっていいんだよ。それこそ青年監督としての特権であり、みんなが許すところだから。 この日、東京Dに練習に来ていた(岡本)和真とも対面できた。本人もやや申し訳なさそうな表情をしていたが、順調に回復していることを報告してくれた。「お前さんの存在というものが、やはり大きいものだったな」と声をかけさせてもらったが、和真ならそれを肝に銘じて、糧にしてくれるでしょう。約3か月、戦列を離れることはやはり重傷。乗り越えてくれることを老婆心ながら祈っている。(巨人軍オーナー付特別顧問)…