元スレ 全てのレス 再掲 2: ◆3go5SqN4Y.:2015/08/06(木) 13:28:07.63 :emnSn02w0 2011年の8月某日――、灼熱の秋葉原を歩いている。 額から零れ落ちる汗は、漆黒のアスファルトと交わり、消える。 例え完全に存在が消えなくとも、誰の目にも見えなくなれば、それは消えたのと同じだ。 それを身をもって知っているからこそ、俺は今をこうして――。 まゆり「ねーねーオカリン。今気付いたんだけどね、オカリンの白衣、袖のところ破れちゃってるよ?」 む、せっかく俺が感傷的な気分に浸っているというのに。だがしかし、確かに見てみると、少し袖が破れているようだ。 そう思った瞬間、突然一つの情景が、頭の中に浮かんだ。 コインランドリー……紅莉栖……ソーイングセット……白衣……。 一体、これはなんだ? α世界線で、紅莉栖にラジ館で白衣を縫ってもらった覚えはあるが、コインランドリーで縫ってもらった記憶などないのだが。 まゆり「どうしたの? オカリン、大丈夫?」 心配そうに、まゆりが俺の顔を覗き込む。 人質の分際でこの俺を心配しおって。 岡部「フッ、何の問題もない。さぁまゆり、ラボへの道を急ぐぞ」 まゆり「了解なのです」 今日も俺はこうして生きている。 隣で、まゆりが笑っている。 そしてラボに帰れば――そこには、紅莉栖がいるのだ。 まだ、誰も死んでいない。シュタインズゲート世界線で――。…