元スレ 再掲 1: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:17:01.04 :wSzHfVWm0 海未「なんですかその態度は!!」 穂乃果「ふんっ、出掛けてくるね」 海未「待ちなさい!また悪い友達の所に行くんじゃないでしょうね!」 穂乃果「カンケーないでしょ!ふん!」 バタン ことり「……また出て行ったの?」 海未「ううう、ことり……どうしてあんなに悪い子に育ってしまったんでしょう……」 ことり「……」 2: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:17:38.25 :wSzHfVWm0 凛「最近何だかしけてやがるにゃ……かよちん、あれ取ってよ、あれ」 花陽「どうぞ」 凛「すぅ~っ……ぷはーっ!……んん、これだよ!これ!」 真姫「またタバコ?あんたも飽きないわね」 凛「ふん…こんな時代、何もかもが気にくわないよ」 穂乃果「おーい、みんなぁ」 真姫「あら、穂乃果じゃない」 凛「穂乃果ちゃん、一本やる?」 穂乃果「うん、じゃもらうね……すぅ~っ……」 3: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:18:16.56 :wSzHfVWm0 穂乃果「ぷはぁ~!さいっこうだねぇ!」 凛「ノってきたにゃ~~!」 真姫「それじゃ、今夜もひとっ走り行きましょっか」 花陽「行こう行こう!」 ブルルルン!! ブォンブォンブォ!! ブウウウウウン! 穂乃果「ひゃあっほううう!!」 4: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:19:04.53 :wSzHfVWm0 「前方のバイク!止まりなさい、止まりなさい!」 凛「け、ポリ公だにゃ」 真姫「面白いわ、チェイスといくわよ」 花陽「ぶっとばしますよっ!!」ギュルンギュルン 穂乃果「ひゃはあああ!」 ブウウウウウン!! ………… 穂乃果「ふぃ~~、遅い、遅い!簡単に振りきれちゃったね!」 花陽「やっぱり夜の道をぶっ飛ばすのは最高だねっ!」 凛「んん~、喉が渇いちゃったなぁ」 真姫「あそこのコンビニで何か買いましょ」 穂乃果「さんせー!」 5: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:19:41.98 :wSzHfVWm0 穂乃果「ん~~、何飲もっかな?」 凛「かよちん、お金持ってる?」 花陽「この前シメた子から貰った『慰謝料』があるよ、5万円」 真姫「ひゅぅ、最高ね」 穂乃果「酒でも買おっか、酒!」 凛「ラーメンも買おっと!」 花陽「おにぎり、おにぎり!」 穂乃果「よっと、じゃあこのくらいでいっか」 ドスン 「あ、あの、年齢確認のできるものを」 穂乃果「はぁ?持ってる?みんな」 凛「忘れちゃったにゃ~~」 真姫「あはは!」 ドンッ! 穂乃果「……ってなわけだよ、わかる?」 「は、は、はい……」 6: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:20:14.71 :wSzHfVWm0 穂乃果「あ~~、ちょろい、ちょろい、大人なんてザコばっかだよ」 凛「そうにゃそうにゃ」ズルズル 花陽「もぐもぐ」 真姫「お酒ちょうだい、こっちにも」 凛「はいよ」 穂乃果「はぁ~、だるいだるい……」 凛「何かあったの?」 穂乃果「うちのババア、うっさくて……今日もグチグチグチグチ……」 花陽「わかるよ~~、うちも同じ同じ」 穂乃果「私の人生なんだから、好きにさせてって感じだよね、あ~~……」 凛「ぷはーっ!おいしーっ!」 「……チッ」 穂乃果「……あぁ?何睨んでるわけ、オッさん?」ギロッ 「ひっ……」 花陽「調子乗ってるよね」 凛「ちょっとツラ貸すにゃ」 真姫「そんな汚いジジイ、ほっときなさいよ」 凛「かぁ~……ペッ!」 穂乃果「オッさんビビってる、ビビってる、足震えてるよ」 花陽「あははは!」 真姫「はは、はは……」 真姫「……」 穂乃果「ん?どうしたの、真姫ちゃん」 8: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:20:57.95 :wSzHfVWm0 にこ「……」 穂乃果「ゲッ、矢澤のセンコー!」 にこ「またあんたらそんなことしてるわけ?」 凛「……ふん」 にこ「このままじゃ大学行けないわよ」 真姫「行けるわよ、私、成績はいいもーん」 にこ「……勉強だけできたらいいと思ってるの?やっぱりまだガキね」 真姫「……この!!」 花陽「真姫ちゃん!」 真姫「……はぁー、はぁー」 にこ「あんたたち、親に申し訳ないとか思わないの?」 花陽「うるさいなぁ、独身のくせに……わかんないでしょ、そんなの」 にこ「な!それがどーしたのよ!とにかく、今日はもう帰りなさい、あーあ……飲酒なんかして、バカなんだから」 穂乃果「ちっ……めんどくさ……」 にこ「早く帰りなさい、家まで送ってあげよっか?」 穂乃果「余計なお世話だよ……ふん」 にこ「あんたたち、明日は学校来なさいよ」 凛「めんどくさいにゃ……」 真姫「矢澤……威勢だけはいっちょまえなんだから」 花陽「はぁ~」 にこ「ほら、解散解散!」パンパン 穂乃果「はー、めんどくさ、めんどくさ……」 凛「……それじゃね、穂乃果ちゃん」 穂乃果「うぃー、また明日トバそ……」 花陽「はぁー、家、帰りたくないな、クソだるい……」 真姫「ふわああ……ねむ」 9: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:21:30.83 :wSzHfVWm0 穂乃果(結局帰ってきちゃった……) 穂乃果(朝の4時……ふーっ……まだどっちも寝てるでしょ) ガラガラ 穂乃果「……」 ことり「……」 穂乃果「……起きてたんだ、なに?」 ことり「どこに行ってたの」 穂乃果「……じゃま、私眠いの……」 パァン!! ことり「……」 穂乃果「痛っ……」 ことり「どこに行ってたの!!」 穂乃果「うっさい、どいて!」 ことり「ちゃんと言いなさい!」 穂乃果「……」 ことり「……出て行って」 穂乃果「……は?」 ことり「うちの家から出て行ってって言ってるの」 穂乃果「なに、それ……わっけわかんない」 ことり「海未ちゃんを毎日毎日泣かせて……もう、そんなのウチの子じゃないよ」 穂乃果「……クソババア……」 ことり「早く出ていって!」 穂乃果「ケッ!」 10: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:22:13.28 :wSzHfVWm0 穂乃果(大人ってホントメンドくさいね!) 穂乃果(何が毎日毎日泣いてるだよっ!勝手にしろって話だよ!) 穂乃果(あー、クッソ、ムカつくムカつく……) 穂乃果(タバコ、タバコ……) カチン……シュボッ 穂乃果(すーっ……ぷはぁー……) 穂乃果(さーって、どうしよっかなー……) 穂乃果(ま……今に始まったことじゃないし……) 穂乃果(何日か経って帰れば何事もなく終わってるからね、いつも) 穂乃果(慣れた慣れた……もう慣れちゃったもんねー……) 穂乃果(ぷはー……なんか、タバコが不味い) 穂乃果(ふん、捨てちゃおっと)ポイッ 穂乃果(はー、ダルいダルい……) 穂乃果(おっ……神社) 穂乃果(ちょうどいいや、朝までここで座ってよっと) 穂乃果(凛ちゃん、寝たかな……呼んだら来てくれるかな) 穂乃果(電話電話……)ピッピッピッ 希「高校生?」 穂乃果「わっ!……な、なに?」 希「くんくん……タバコ臭いなぁ、酒の匂いもする、もしかして、不良少女?」 穂乃果「んだよ、うるさいな、あっちいって」 希「いーや、大人としてこんな悪い子は見逃すわけにいかんなぁ」 穂乃果「あんた誰だよ」 希「この神社のボス、東條希です、以後よろしく」 穂乃果「こんな朝早くから?……ふん、ご苦労なことだね」 希「そっちこそ、早起きやね?……あ、寝てないんか、昨夜は」 11: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:22:56.21 :wSzHfVWm0 穂乃果(……) 希「あー、ちょっと、どこ行くん?待ってよ」 穂乃果(めんどくさいヤツに絡まれた……) 希「ウチもヒマやから、喋ろうよー、な?」 穂乃果「……ふん」 希「このへんの高校生やったら、音ノ木坂の子かな?なーんて……」 穂乃果「……そうだよ」 希「え!ウソ!あそこめっちゃ進学校やのに!」 穂乃果「何、……悪い?」 希「いやー、驚いたなぁ、へぇ~、ふーん」 穂乃果「……」 希「なんてな、ウチもそこの卒業生。後輩やったんか~」 穂乃果「卒業生……じゃあ矢澤のこと知ってるの」 希「にこっち?同級生やったよ……今はそっちで体育の先生やってたよなぁ」 穂乃果「へぇ、矢澤の知り合いかぁ」 希「ここだけの秘密、にこっち、昔はアイドル目指してたんやで?」 穂乃果「ホント?ヤバいじゃん、矢澤が?」 希「ふふふ、でも何を思ったのか急に教師に」 穂乃果「へー、今度それでイジってやろっと」 希「あーっ!イジめたらあかんよ」 穂乃果「イジめてない、イジめてない……」 カチン……シュボッ 穂乃果「すーっ……ぷはーっ」 希「……堂々と吸うなぁ、おうち帰らへんの?」 穂乃果「……追い出された、さっき」 希「あはは」 穂乃果「……は?何笑ってんの?」 希「怖い怖い、怒らんといてよ」 穂乃果「もういーよ、全部めんどくさいし……やりたいこともないし……」 希「へぇぇ……それで不良に」 穂乃果「不良でもなんでもいいよ……生きててもつまんないし……」 希「あかんなぁ、若いのにそんなこと言ってたら」 穂乃果「ふん」 希「そうや、ちょっとこっち来てみ?ちょっとだけ……」 穂乃果「……なに?」 12: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:23:45.17 :wSzHfVWm0 希「ここに神様が祀ってあるんよ」 穂乃果「神様……?しょうもな」 希「はい、はい、手合わせて。お願い事言うの」 穂乃果「……音ノ木坂が廃校になりますよーに」 希「こらっ!……ホントにひねくれてるなぁ……」 穂乃果「何がさせたいの?めんどくさいんだけど……」 希「んー、神道を通じた不良少女の更生、かな?」 穂乃果「はぁ……あ、お酒置いてるじゃん、ラッキー」 希「あかんあかん!お供え物やって、それ!」 穂乃果「神様なんかいるわけないじゃん、バカバカしい」 希「お腹空いてるんやったら、食べさせてあげるから、こっちおいで」 穂乃果「お酒欲しいんだけど」 希「それはあかん」 穂乃果「シケてるなぁ……」 希「……」 カチン、シュボッ…… 穂乃果「すーっ……」 希「ひょい」 穂乃果「あっ、ちょっと、何取ってんの!?」 希「タバコもダメ。肺に悪いよ」 穂乃果「返してよ!」 希「それに、ご飯の前に吸ったら美味しくなくなるよ?」 穂乃果(……飯食べたらぶん殴ってやろ) 希「はい、朝ごはん。どーぞ」 穂乃果「……何これ?米だけじゃん」 希「まぁまぁ、美味しいで?」 穂乃果「……さっきからナメてんの?」 希「だから、ナメてないって……普通のことしかしてないやろ?」 穂乃果「喋り方もなんかムカつくし……あー、ウザいウザい……」 希「……そうや、名前、なんて言うん?」 穂乃果「……穂乃果」 希「穂乃果ちゃんか、そっか穂乃果ちゃんかー」 穂乃果「うっとうしいから呼ばないでくれる?」 希「んー、穂乃果ちゃん、すっごい可愛いのになぁ、勿体無いなぁ」 穂乃果「なっ」 希「照れてる照れてる」 穂乃果「うるさい!」 13: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:24:26.05 :wSzHfVWm0 希「なーなー、穂乃果ちゃん、おうち帰られへんやったら、うちの所に住んだら?」 穂乃果「なんでそんなめんどくさいことしなきゃダメなの……私は友達の所行くから」 希「えー、行かんといてよー、寂しいー」 穂乃果「っていうか、何やってるの、こんな所で」 希「今?修行中。この神社に泊まり込みでな」 穂乃果「修行って、ボーズにでもなるの?あははは」 希「神に仕える者は心を清めらなあかんよ」 穂乃果「修行中だったら、私こんな所泊まれないじゃん」 希「人助けやからいいのいいの」 穂乃果「はい、ごちそうさん、それじゃばいばい」 ガシッ 穂乃果「ちょ、離してよ!」 希「帰らんといて!お願い!お願いやから帰らんといて!」 穂乃果「気持ち悪い、やめて!」 希「三食ご飯だすし、お布団もひくから、お願いやから帰らんといて、寂しいから!寂しいから!」 穂乃果「あー!クソっ、クソっ!死ねっ!死ねっ!」 ゲシッゲシッ 希「うっ、うっ」 穂乃果「はぁ、はぁ……」 希「うう……お願いやから行かんといて……」 穂乃果「……はぁ、はぁ……」 希「……」 穂乃果「……分かったよ!もう!」 希(よし) 穂乃果「……その代わり、奴隷のように扱わせてもらうからね、いい?」 希「……うん、うん、ウチ、約束する」 穂乃果「……ふん」 14: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:25:33.24 :wSzHfVWm0 穂乃果「すぅ……すぅ……」 希(……寝てたら普通の女の子やのにな) 希(寝顔撮ったろ、さっきのキックのお返しや)カシャカシャ 希(さて、今日の修行に入らな) 希(……よいしょっ) 穂乃果「ふわあぁぁ……」 穂乃果(……ん、もうお昼じゃん) 穂乃果(学校は……まぁ、めんどくさいからいいや) 穂乃果「おーい、お茶持ってきて、お茶」 穂乃果(……いないのかな) 穂乃果(無視してたらぶっ殺す) 穂乃果「あ、いるじゃん、何聞こえ無いフリしてんの?」 希(……) 穂乃果「正座して目つぶって、なにやってんの?」 希(……) 穂乃果「あ、これがシュギョーかぁ、へー」 穂乃果「動かないんだ、面白いなぁ」 穂乃果「そうだ、遊んじゃおっと」 穂乃果「タバコタバコ……」 シュボッ 穂乃果「すぅ~~」 穂乃果「ぷっはぁ~~」 希(……!) 希「ゲホッ、ゲホッ!!な、何するんよ!」 穂乃果「はい、残念~、修行失敗~!」 希「あー、もう……」 穂乃果「そんなことして楽しいの?マゾ?」 希「楽しいとか楽しくないとか関係無いんよ、これは……」 穂乃果「ふーん、頭おかしいんだね」 15: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:26:26.54 :wSzHfVWm0 希(……) 穂乃果「あ、また黙った」 穂乃果「こちょこちょしちゃえ……そりゃ」 希(……) 穂乃果「ありゃ?効いてない……」 希(……ん、ん) 穂乃果「おっ」 希「ん……は、あはははははは!!」 穂乃果「へへーん、また失敗」 希「あー、もう、ホントに……しょうがない子やなぁ……」 穂乃果「またやってよ、邪魔するからさ」 希「いや、もう今日はここまで」 穂乃果「あー、サボりだ」 希「学校サボってる子に言われたくない」 穂乃果「いちいちムカつくなぁ」 希「……暇なら、穂乃果ちゃん、散歩行こ、散歩」 穂乃果「やだ。今から遊びに行くから」 希「不良少女の集い?」 穂乃果「……友達のことバカにしたら許さないよ」 希「あ、うーん、あはは、ごめんごめん」 穂乃果「んじゃね」 希「お昼ご飯食べへんの?せっかく作ったのに……」 穂乃果「晩御飯も食べてくるから、じゃあね」 希「ちえー、寂しいなぁ」 16: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:27:18.32 :wSzHfVWm0 穂乃果「や、花陽ちゃん」 花陽「穂乃果ちゃん」 穂乃果「昨日はフツーに帰れた?」 花陽「家帰ったら怒られたよ」 穂乃果「あはは、どこも一緒だ」 花陽「めんどくさいなぁ、親って……」 穂乃果「凛ちゃんと真姫ちゃんは?」 花陽「学校行ってる」 穂乃果「えっ、まじめ~……」 花陽「だよねー……真姫ちゃんとか、ホント根は真面目だから……」 穂乃果「あんなの医者になったらヤバいよ、すぐブチ切れるんだもん真姫ちゃん」 花陽「凛ちゃんだってキレたらヤバいよ?この前3人病院送りにしたんだから」 穂乃果「あはは、ヤバいヤバい、でも花陽ちゃんも相当だよね」 花陽「えっ、私はカツアゲくらいしかしないよ~」 穂乃果「その軽さ、一番怖いね~」 花陽「あ、タバコ切れてる……」 穂乃果「一本あげるよ」 花陽「ありがと」 穂乃果「ふーっ……実はね、家追い出されちゃって」 花陽「え?」 穂乃果「笑えるでしょ?」 花陽「いやいやいや、どうするの?それで」 穂乃果「まあ何とかなるよ、その辺は。あと2日くらいすればウチのババアも忘れるだろうからさ」 花陽「へー……私の家になら泊まりに来てくれていいよ」 穂乃果「そう?じゃあ行こっかな、今日」 花陽「凛ちゃんと真姫ちゃんも呼んで、今夜も暴れよっか」 穂乃果「オッケーオッケー、いいね!」 穂乃果(あの神社、めんどくさいから今日は帰らなくていっか) 穂乃果(はー、やっぱり友達だよね、落ち着くのは……) 17: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:27:48.68 :wSzHfVWm0 …………………………………………………………… 真姫(ふわああ、眠た……) 真姫(やっぱり学校はタルいわね) 「それじゃ、(3)は……西木野」 真姫(……) 「西木野?起きてるか?」 真姫「ん……」 「わかるか?……まあ、相当難しい問題だが入り口だけでも……」 真姫「8x^n+7x^(n-1)+4 (n≧1)……合ってる?」 「……ん、あ、正解だ、良かったら計算過程も……」 真姫「めんどくさ……」 凛(さすが真姫ちゃん、賢いにゃー、いつ勉強してるんだろ……) グギュルルルル 凛(おなかすいた……お弁当たーべよっと) もぐもぐ 「……星空、教科書で隠してもダメだぞ、授業中に弁当食べるな」 凛「やだ」 「……」 「に、西木野さん、良かったら、ここ、教えてくれないかな……」 真姫「同級生なんだから、真姫でいいわよ、どこ?」 「えっと、さっきの問題でもやってたけど、高次方程式……」 真姫「あ、はいはい……えーっと」 凛「真姫ちゃん、お昼ご飯食べにいこ」 真姫「ん、ちょっと待って。っていうか、もう弁当食べたんじゃないの……さっきの授業中」 凛「食べ足りないからまた何か買う」 真姫「はいはい、とりあえず先行ってて……えーっと、それで、最後にnは整数だから…範囲考えておしまい」 「あ、ありがとう!」 凛「ふん、つまんないにゃ、ベンキョーなんて」 真姫「お待たせ、行きましょ」 凛「真姫ちゃんクラスメートには優しいよね」 真姫「別に仲悪くする必要ないじゃない」 凛(……ふん、なんだかんだいってお嬢様脳だね) 18: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:28:25.06 :wSzHfVWm0 凛「購買でパン買おっと」 真姫「ん、中庭で待ってるわ」 にこ「あんたたち、今日はちゃんと来てるじゃない、偉い偉い……」 凛「あ、矢澤だ」 真姫「気安く話しかけないでよ、気持ち悪い」 にこ「相変わらず口が悪いわね、あんたは」 真姫「イライラしてるの、今。消えて」 にこ「穂乃果と花陽は?」 凛「おサボりだよ」 にこ「全然懲りてないわね、あの二人は……とりあえず、学校では大人しくするのよ、じゃあね」 真姫「はーっ、イラつくわね、説教ばっかり、殺してやろうかしら」 凛「あはは、真姫ちゃんが言うと冗談に聞こえないにゃ」 ドンッ 真姫「……は?」 「お、ぶつかっちゃった?ごめんごめん」 「一年生じゃん、ちゃんと前見て歩こうねー?」 「あはははは」 真姫「……」プツン 凛(あ、キレた) 真姫「あんたら三年生?」 「そうよ」 グイッ 「むぐっ、な、なにすんのよ、離しなさい」 真姫「あんたからぶつかっといてヘラヘラしてんじゃないわよっ!!子宮から二年早く出ただけで図に乗るな!!」 「あ、あ、ちょっと」 真姫「校舎裏来なさい、ぶっ殺してあげる」 凛(うひひ、面白くなってきたにゃ) 19: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:30:06.92 :wSzHfVWm0 ベキッ、ドゴッ 「あ、あ、あ……も、もう、許して下さい、ごめんなさい、ごめんなさい」 真姫「……」 ボキッ 「ああああああ!!」 凛(あーあ、折れちゃった) 真姫「許すわけないでしょ、ボケッ!クソがっ!!死ね!!」 凛「真姫ちゃん、それ以上やると本当に死ぬよ」 真姫「凛は黙ってなさい」 凛「ま、好きにしたらいいけど」 ボゴッ、ベキッ 「ごほっ……ごほ……」 21: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:30:47.48 :wSzHfVWm0 穂乃果「お、もう下校時間だ」 花陽「そろそろ二人も来るかな……」 凛「や」 真姫「サボり組、元気?」 穂乃果「元気元気、ムダにねっ」 凛「学校でもうクタクタだよ、はー、だるいだるい」 穂乃果「一本やる?はい」 凛「すーっ……ぷはぁーっ……!んんっ!格別だにゃー!」 花陽「四人揃ったし、今日も行きますかっ!」 穂乃果「あ、私家追い出されたから、バイク無いんだ……」 凛「え、何それ。じゃあ凛の後ろに乗ってよ」 穂乃果「おっけーおっけー、お邪魔しまーす」 真姫「よし、行くわよ」 ブルルルン ブォォォオォォォン!! 花陽「ひょおおおお!」 22: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:31:30.22 :wSzHfVWm0 ブオオォォォォォォ!! 真姫「……」 花陽「今日は真姫ちゃん、えらく飛ばしてるね」 凛「あはは、今日も学校でまたキレてたにゃ」 穂乃果「うわー、やられた子、かわいそー。もう学校来れないね、何年生?」 凛「三年生だってさ、鼻と腕の骨折っちゃったよ」 花陽「あははは!相変わらず容赦ないなぁ」 穂乃果「凛ちゃんも真姫ちゃんに追いつけーっ!!」 凛「任せるにゃー!」ドゥルンドゥルン ブォォォォォン! 穂乃果「ひゃはああああ!!」 真姫「おっ、来たわね」 凛「まだまだ出るよね?真姫ちゃん」 真姫「当たり前よ、あと20キロくらい出せるわ」 ブォォォォォン! 凛「ひゃー、早ーい!赤信号、ぶっちぎった!」 花陽「んん~っ!私も!」ブォンブォン! 凛「凛も行くにゃー!」 ブォォォォォン 穂乃果「ぶっとばせー!」 ゴォォォ 穂乃果「……あ」 凛「え?」 ドガシャ…… 23: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:32:03.69 :wSzHfVWm0 ……凛、穂乃果! 穂乃果「ん、あ、はぁ……はぁ……」 真姫「凛!穂乃果!」 穂乃果「い、痛たたた……あっ……だ、大丈夫、すりむいただけ」 花陽「凛ちゃん!」 凛「……ひゅう……ひゅう」 真姫「ちょっと、凛!?」 凛「う、あ、あああ、ああ」 花陽「ひ、ひどい……」 24: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:32:44.67 :wSzHfVWm0 花陽「救急車、早く!!」 真姫「凛!!……死なないで、お願い……」 凛「あ、ああ、あ……」 穂乃果「り、凛ちゃん」 凛「……」 穂乃果「やだ、やだよ、やめてよ、そんなのやだよ」 真姫「穂乃果!凛に触っちゃダメ!」 穂乃果「私のせいだ、私の……あ、ああ……」 25: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:33:21.12 :wSzHfVWm0 カラカラ 穂乃果「……」 希「……ん、おかえり~!」 穂乃果「……ねる」 希「……あれ?どうしたん?」 穂乃果「いいから、今日はもう寝る」 希「はいはい、布団あるよ」 ドサッ 穂乃果「……」 希「……」 27: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:34:37.14 :wSzHfVWm0 穂乃果「……うっ、うう……」 希(……泣いてる?) 穂乃果「なんで、なんで……」 希「……」 穂乃果「くそっ、くそっ……うう……」 希「なぁ」 穂乃果「……」 希「どうしたん?」 穂乃果「……関係ないでしょ」 希「そんな声出されたらウチも眠られへんやろ?」 穂乃果「関係ないでしょ!黙ってて!」 希「……事故?」 穂乃果「……!」 希「膝、ケガしてたね」 穂乃果「いちいちうるさい!」 希「……ちゃんと話してみ?」 28: ◆b6eNU0rznQ:2015/08/03(月) 02:35:03.63 :wSzHfVWm0 希「……」 穂乃果「……」 希「それで……その子は」 穂乃果「命は助かったけど、意識が戻らなくて……」 希「……そっか」 穂乃果「私が、私が後ろに乗って、凛ちゃんをそそのかして、それで……」 希「止めとき、そんな風に考えるのは」 穂乃果「うああ、あああ……」 希「……」…