【時視各角】李在明政権の経済チームが犯した3つの誤り(中央日報) 暑い夏だった。しかし猛暑以上に国民を苦しめたのは経済失政だった。不動産市場では首都圏の売買・家賃が急騰する前例のない混乱に見舞われ、株価は暴落した。景気を実感させる雇用市場も低迷している。特に若年層(15~29歳)雇用率は27カ月連続で低下し、深刻な状況だ。不動産、株式市場、実体景気が同時に問題となるのは正常でない。 特異なのは、通貨危機や世界金融危機のような危機が迫っている状況でないという点だ。誤った政府の政策が引き金を引いたのが問題だ。不動産市場の混乱は需要抑制一辺倒の政策が、株価暴落は単一銘柄レバレッジETFの導入など人為的な浮揚が主な要因となった。実体景気の低迷の背景には「黄色い封筒法」問題に象徴される労働組合寄りの政策がある。 いずれも李在明(イ・ジェミョン)大統領が方向性を決めたものだ。不動産については実際の実績と非居住を区別し、株式市場浮揚の意志を明確に表した。それでも経済がこのような状況になったことに対し、金容範(キム・ヨンボム)青瓦台(チョンワデ、大統領府)政策室長や具潤哲(ク・ユンチョル)経済副首相をはじめとする経済チームの責任は重い。単に結果が悪かったからではない。経済状況に対する認識と政策立案の姿勢に重大な誤りがある。 (引用ここまで) 韓国経済の実態はどこにあるのか、って話を何度かしています。 経済成長率は3%を超えそうだとの予想が出ています。 KDI、今年の韓国の経済成長率見通し3.2%に上方修正(KOREA.net) 2.5%から3.2%への上方修正。 上方修正分の0.7%のうち、0.6%が半導体(メモリ)によるものだそうで。 メモリによるモノカルチャー化が進んでいるだけ、なのですね。 メモリの寄与度は第1四半期で2/3。 韓国GDP成長の3分の2を半導体関連が牽引…1~3月期は前期比1.8%増(KOREA WAVE) 第2四半期の寄与率は出てないのですが、おおよそ半分くらいはメモリ頼りではないかと思われます。 輸出全体における半導体の割合が2025年(全体)の24.4%から、26年第2四半期には43.8%。 輸出額の半分が半導体。実質的にはほぼメモリだけってことになっているのです。 そしてこちらも何度も書いているのですが、半導体製造の好況は雇用を大きくは増やさないのですよね。 決まった人員が必要になるので不況であっても雇用が減りづらいって側面もありますが。 結果、「経済成長はしているはずなのに、内需も雇用も伸びない。なぜか不動産価格だけが上昇していく」って地獄の様相を呈しているっていうね。 冒頭記事の中央日報は保守紙なので当然のようにイ・ジェミョン政権の手腕を否定している部分もあるのですけども。 左派紙の極北であるハンギョレすらも「雇用をどうにかしてくれ。若者の雇用はマジでヤバい」くらいのオピニオンを書いてしまうくらい。 「歴史的な好況にふさわしい想像力」、まず若者の雇用から【コラム】(ハンギョレ) 半導体メーカーの超好況で株価が高騰し、経済指標は好転しつつあるが、それを実感している若者はごく少数だ。サムスン電子とSKハイニックスの社員が年6億~7億ウォンの成果給が保証された超高年収集団に昇格する一方で、大多数の若者は中東戦争の影響でさらに狭まった採用の門戸の前で孤軍奮闘している。 (引用ここまで) ハンギョレはムン・ジェイン政権時代はなにをしようとも徹底擁護だったのですが、なんかイ・ジェミョン政権からは距離を取ろうとしているイメージ。 ムン政権時代と比べたら相対的に、ではありますけどね。 ごく最近に報じたものだけでも── ・安定した賃金労働者が減少、チキンorダイの自営業者が増加。 ・青年層の雇用減少が社会的問題に。 ・商用車の売り上げが前年同期比マイナス13.6%。 ・かつての鉄鋼都市・浦項で商圏そのものが没落へ。 これで「韓国は経済成長率も良好で、実体経済は上々です!」なんて言い出してたらちょっと頭がおかしいっすよ……。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 イ・ジェミョン大統領、就任から1年その成績表を見てみよう 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…