1970年、北海道の常紋トンネルを改修していた作業員が、待避坑のレンガ壁の奥から人骨を発見した。 このトンネルでは以前から、工事で死んだ労働者が壁に埋められた、血まみれの男が線路に立つ、といった噂が語られていた。怪談が先にあり、半世紀以上が過ぎてから物証が出てきたことになる。 もちろん、そんな例ばかりではない。本来の意味を離れて怪談になった看板もあれば、処刑場だった確証のない場所もある。それでも、一度土地に結びついた怖い話は簡単には消えない。 今回は、有名どころをなるべく外し、実在する10か所を選んだ。見るのは幽霊の有無ではなく、事実と噂がどこで分かれ、なぜその場所に話が残ったのかだ。 ※立入禁止区域への侵入や、夜間の迷惑行為を勧めるものではありません。…