1: 名無しさん 2025/07/15(火) 20:33:56.26 ID:ev2+M9240● BE:123322212-PLT(14121) 訪日外国人客(インバウンド)でにぎわう国内各地。古都・奈良では、野生のシカを間近で見られる奈良公園(奈良市)が人気を集め、訪日客であふれかえる。 だが、少し離れると人通りは一挙に減り、夕方には公園は寂しくなる。訪日客の多くが大阪や京都に宿泊し、日帰りで公園周辺を集中的に訪れるためだ。 奈良県の訪日客1人あたりの消費額は全国最低。県は観光戦略本部を設置し、観光の現状を「安い」「浅い」「狭い」として打開策を模索する。 「シカ」のほかは… 訪日客でごった返す日中の奈良公園周辺。家族で訪れた韓国・ソウル市の男性(39)は 「奈良はシカのほかはほとんどイメージがない」と打ち明けた。宿泊先は大阪という。 ソウル市の男性会社員(27)も大阪に泊まっており、奈良のイメージは「シカと公園」と話した。 米国から来た60代の女性は奈良の印象を「シカ、公園、神社」とし、宿泊先は京都だった。ほかの国の訪日客たちも奈良の印象として「シカ」を挙げた。 訪日客は盛んに鹿せんべいを買い求め、歓声を上げながらシカに与えていた。道は混雑するが、夕方には人出が減り、夜になると、静まり返る。 訪問上位、宿泊下位 奈良県の訪日客は奈良公園に偏り、他エリアが極端に少ない。さらに近隣の大阪や京都に宿泊し、奈良には日帰りで訪れることが多いとみられている。 奈良県が携帯電話の位置情報データをもとに、令和5年の県内観光エリアの月別人出(推計)を調べたところ、訪日客は奈良公園エリアが最多の10月で約16万人。 桜で知られる吉野エリアは最多の4月で1万4千人弱で、他エリアは多い月でも数百~数千人しかいなかった。 日本人観光客数では訪日客ほどの差はないが、奈良公園が群を抜いていた。…