「少なく払って少なくもらう」···韓国の高齢者貧困、OECDで最悪の水準(韓国経済新聞・朝鮮語) 韓国労働者が引退後に受け取る公的年金水準が経済協力開発機構(OECD)の平均に大きく及ばないことが分かった。 毎月払う年金保険料率がOECD平均の半分水準にとどまり、老後に受け取る年金も少なくなったためだ。 10日、国民年金研究院がOECDの「一目でわかる年金2025(Pensions at a Glance 2025)」を分析した結果、2024年時点で韓国の義務的年金保険料率(保険料拠出率)は9%だったことが分かった。韓国はOECD最下位圏に止まった。 保険料率が低いため、引退後に受け取る年金水準も低かった。 韓国の平均所得労働者の国民年金所得代替率は33.4%だった。 以前の調査より2.2%ポイント上がったが、OECD平均43%には及ばなかった。 (中略) 公的年金が老後の所得を十分に支えることができず、韓国の高齢者は引退後も仕事に依存する割合が大きかった。 韓国の高齢者世帯の所得で国民年金など公的移転所得が占める割合は29.1%だった。 勤労所得の割合は49.9%に達した。 OECD平均とは正反対の流れだ。 OECD老人世帯は所得の55.9%を公的年金などに依存した。 勤労所得の割合は27%だった。 高齢者の貧困率も高かった。 韓国の高齢者人口の所得貧困率は39.7%と集計された。 OECD平均14.8%の2倍を優に超える。 年齢が高いほど貧困の危険はさらに大きくなった。 76歳以上の高齢者の貧困率は54.0%だった。 女性高齢者の貧困率は45.0%で、男性より高かった。 (引用ここまで) 韓国人が日本に働きに来ると「なんで日本はそんなに社会保険料取られてんの!?」ってなるのですが。 あるいはXなんかでも「なんでこんなに高い社会保険料払ってんの?」みたいな話があります。 簡単にいえば、韓国の年金保険料が低すぎるんですよね。 去年の高齢者貧困率は39.7%。 統計開始から、40%を切ったのははじめてのことだそうで。 これなんかもまともな年金制度が延々とできていなかったのが原因のひとつ。 保険料率があまりにも低い。なので当然のように支払われる年金の絶対額も低い。 これまで低負担低福祉でやってきたのですよ。 それこそ「お金のかかる孤児を海外に積極的に輸出する」レベルで。 どうやら少子高齢化が世界最速で進んでいる国として「このままではまずい」って理解はしているようで、今年から0.5%ポイントずつ年金料率を増やしていくとのこと。 8年後に13%にする(上限額あり)そうですが。 どうなんですかね。焼け石に水感があります。 高齢者貧困率は40%を割りこみましたが、これはあくまでも「平均所得の50%を下回る高齢者」の割合でしかない。 収入が平均所得の55%になったとしても、現状の韓国で「健康的で文化的な最低限度の生活」が遅れるかどうかはだいぶ疑問。 あと45歳で実質定年になるので蓄えを年金受給開始年齢である63歳(現在後ろ倒し中で2034年に65歳になる予定)までで使い尽くしてしまうなんてパターンも普通にあります。 「パラサイト 半地下の家族」のお父さんとかそうでしたね。職に就けずにピザボックスの組み立て内職で日銭を稼いでましたっけ。 とまあ斯様に韓国では低負担低福祉をやり続けてきたのですが、このまま進めるのかなー。 ある意味で世界から注目される社会実験の側面もあるわけです。 どこかで破綻しそうですけどね。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国で起きた「投票用紙不足」事態……なぜ起きたのか、そして周辺事情を見てみよう 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…