1. 匿名@ガールズちゃんねる 18〜29歳でルペンへの投票を申告した女性に、同年代の男性や全体平均と比べて既婚・同棲の割合が高いことは示唆的である。そこからは、カップル内で投票選択が共有される傾向、さらには世帯単位で政治的選択が形成される傾向がうかがえる。したがって、女性を極右投票へと向かわせている要因の一つは、単なる反移民感情というよりも、家族生活の維持を国家的保護によって支えようとする「社会的再生産保護主義」の訴求力なのではないか。 性別役割分業のもとでは、家族内外におけるケア、子育て、教育、生活の維持といった社会的再生産の仕事は、依然として女性に大きく担われている。そのため、新自由主義的な経済秩序のもとで拡大する学校、家族手当、福祉、住宅、地域の公共サービスをめぐる不安は、女性にとってより切実なものとして現れやすい。 つまり、社会的再生産保護主義は、生活を支える制度的資源を「われわれ」(しばしば白人、国民、土着的な労働者層ないし中間層として想定される集団) のものとして囲い込み、その優先的な保護を求める論理なのである。 このことは、女性の極右支持を理解するうえで重要な手がかりとなる。 つまり、女性たちの国民連合支持を、観念的なナショナリズムや外国人嫌悪のみに還元するべきではない。社会的再生産保護主義は、家族生活の維持、子どもの教育、住宅、福祉、公共サービスへのアクセスをめぐる不安を、移民やマイノリティとの競争の問題として再構成する。 そしてそれが「国民優先」という排外主義的な保護の言説と結びつけられることで、国民連合への支持を後押ししているのである。 2026/06/23(火) 20:03:04…