1 名前:蚤の市 ★:2025/05/29(木) 20:07:44.63 ID:+IZ5mNlK9.net 伊藤さんは長女の勉強に懸命に伴走するが、成績が伸びない。妻にもLINEで絶望感を吐露するほど、焦りに追い詰められていく=伊藤さん提供(画像の一部を加工しています) <親が適切な環境を用意すれば、子どもの成績を伸ばし、難関校合格へ導ける> 中学受験の世界には、我が子が難関校に合格した親の体験談や塾の関係者による指南書があふれている。 しかし、これに真っ向から異をとなえる人がいる。 「子どもが難関校に合格できるかは、地頭で決まる」 関西在住の伊藤優太さん(仮名、40代)は、そんな「地頭論」を自身のブログで展開してきた。 持って生まれた理解力を指す「地頭」を、勉強の出来不出来と結びつける考え方は、タブー視されがちだ。あえて発信する理由は何なのか。 そこには、娘の中受に伴走し「家族全員を苦しめた」ことへの後悔があった。 偏差値「上げられる」はず 長女彩香さん(仮名、14歳)を大手塾に通わせ始めたのは小3の春だった。 目指したのは、地元の名門女子中高一貫校。偏差値50前後の「ボリュームゾーン」だ。 難関校を選ばなかったのは、娘が勉強に適性がある方ではない、と薄々感じていたからだ。 入塾前のテストは偏差値30台。マイペースな性格で早生まれ、しかも算数が苦手だ。いずれも中受では不利に働くといわれる。 伊藤さんは、兄弟全員が中学受験をする家庭で育った。最難関の中高一貫校へ進学し、京都大学を卒業している。 自分の幼少期と比べ、娘の理解度やのみ込みのスピードはさほど良くない、と感じていた。 とはいえ「正しい教え方で基本問題を理解できれば、どんな子だって偏差値50には到達できる」とも思っていた。 伊藤さんは後に、これが「思い上がり」だったと気づくことになる。 娘への「絶望」 共働きの妻に中受経験はなく、勉強のサポートは自分が一手に担った。 平日は仕事から帰った午後9時過ぎから11時ごろまで宿題を手伝い、娘を寝かせた後も翌日の課題を用意し、自分でも解いたりした。就寝はいつも日をまたいだ。 「異変」は小5の秋に起きた。 …(以下有料版で, 残り1943文字) 毎日新聞 2025/5/29 15:00(最終更新 5/29 15:00) 引用元:…