皆が思い思いに楽しんでいる中、私も年の近い女性達と仕事のあるある話で盛り上がっていたら、Kがグラスを片手に口を挟んできた。「女の子ってホント些細なことでずっと話せるからスゴイよね〜」みたいなことを言われた。他にも「オチどこよってなる」「どこどこの店が美味しかった〜とか、日記かよ」って。正直言って少しムッとした。婉曲だけど、女の話はつまらないって喧嘩売ってきてたから。確かに飼ってるペットの話から住んでいる賃貸の話に飛んで、相場から間取りからと流れて職場までの通勤時間の話になり、そこから各個人の職業の話に移って行ったのは、我ながらよくここまでポンポン話題が出るなと思うけども。ただお互い共感できる話題に繋げてラリーを楽しんでるだけで、起承転結とかは二の次三の次なんだよね。このある種の脈絡のなさが醍醐味なんだな。そして、Kがいらんことを言ったおかげで、その場にいた女性達の中で次のお題は決まってしまった。「男の人の話も大概だよ」「だよねー簡潔すぎて尋問みたくなる時ない?」「分かる〜」「基本自分のしたい話しかしない。相手が興味を持つかどうかは考えてないよね」「そうそう」「気づいたら男ばっか喋ってる。女は隣でうんうん首振ってる」「それな」自分で絡んでおいて引いてるK。止まらない女子トーク。逃げたそうなKを輪の中に引きずり込んで、私達の話はまだまだ続く。「女の子が"さしすせそ"で相槌打ち出したらヤバイよ」「さしすせそって?」「知らんの?さすが〜、知らなかった!、すご〜い、センスいい!、そうなんだぁ、って対男向けの褒め言葉だよ。これ言っておけばとりあえず間が持つ」「へぇ」「それってつまり男の話がつまら「シッ」アッハイ」このあたりでKは「ごめん、俺、そろそろ」ってどっか行った。その背中に「勉強になったかな〜」と1人が追い打ちをかけて終了。後から思ったけれど、Kには「女の話はつまらない(意訳)」って話のオチをつけて行って欲しかったな。…