
転載元: Ailuropoda melanoleuca ★ 2025/07/08(火) 09:30:41.25 ID:Nb2EsYsb9 2025/07/08 06:00 ’21年10月に出版された元漫画家・たつき諒氏の著書『私が見た未来 完全版』(飛鳥新社刊)をきっかけに、拡散した“日本大災難説”。トカラ列島近海で続く群発地震に警戒が高まるも、“Xデー”とされた7月5日に日本全土を襲う大災害は発生しなかった。 当初、帯に《幻の“予言漫画”復刻!!「本当の大災難は2025年7月にやってくる」》とのキャッチコピーが大きく載った本書(※現在、飛鳥新社の公式サイトでは《夢で未来を見た漫画家の記録!「本当の大災難は2025年7月に」》と記載)。1999年に発売されたコミックの復刻版だが、解説に記されていた作者の“新たな夢”が予言として国内外に広く流布したのだ。 作者による解説ページには、《日本とフィリピンの中間あたりの海底がボコンと破裂(噴火)》《太平洋周辺の国に大津波が押し寄せました》《その津波の高さは、東日本大震災の3倍》と夢の詳細をつづった記述や図があり、「夢を見た日」として《2021年7月5日4:18AM》とあった。さらに「作者あとがき」には、《夢を見た日が実現化するならば、次にくる大災難の日は「2025年7月5日」》と明記されていた。 この内容はYouTubeやSNSで瞬く間に拡散し、大きく注目を集めることに。また、“Xデー”が近づくにつれて噂の影響も深刻化し、観光事業に打撃を与えることとなった。 「“7月5日大災難説”は香港や台湾、韓国でも広がり、香港の航空会社は一部便を減便するといった対応を取りました。国内でも外国人観光客による宿泊のキャンセルが相次ぎ、閑散としてしまった観光地も。テレビ朝日の報道では、“インバウンド客の減少などで5600億円規模の経済的損失が出ている”という専門家による試算も伝えられています」(社会部記者) こうした事態に気象庁も「現在の科学的知見では、日時・場所・規模を特定した地震予知は困難」と見解を示し、“7月5日大災難説”について「デマ」だと強調。しかし、当日にはSNSで「予言の日」「予言の時間」「日本滅亡」といった不穏な言葉がトレンド入りし、多くの人々の間で“予言の的中”が不安視されていた。 結局のところ、大きな災害が発生することはなく、“Xデー”は何事もなく過ぎ去ったが――。SNSでは安堵する声が上がったいっぽう、一部では“大きな混乱を招いた”“不安を煽った”として作者や出版社の責任を問う声や批判も上がっていた。 そこで本誌は7月7日、出版元である飛鳥新社を取材。本書をきっかけに観光事業が深刻な状況に陥るなど、一部SNSやネットで責任を問う声が上がっていることに対して見解を尋ねた。 すると同日夕方に文書で返信があり、「当社といたしましては、そのような事象について、特定のコメントをする立場にはございませんので、ご了承いただきますようお願い申し上げます」とのこと。 また、本書の内容をめぐっては、たつき氏の“主張”も注目を集めていた。 たつき氏は6月15日に発売した自伝『天使の遺言』(文芸社刊)のなかで、《次にくる大災難の日は『2025年7月5日』》の記述について言及していたのだ。《過去の例から「こうではないか?」と話したことが反映されたようで、私も言った覚えはありますが、急ピッチでの作業で慌てて書かれたようです》と編集側とのやりとりを明かした上で、《夢を見た日=何かが起きる日というわけではないのです》と強調。 さらに、7月4日配信の「Smart FLASH」に掲載された本人インタビューでは、「本音で言えば、『完全版』は私の書いた文言ではないし、注目されたのは私の漫画のことではないので、まったく他人事のような感覚が拭えません。帯の文言は編集(者)によって書かれたもので、それが注目を浴びてしまった形です」とも明かしていた。 そこで飛鳥新社に、たつき氏の主張の事実確認および、今後、帯の文言を修正・変更する予定はあるかどうかについても尋ねてみたところ、次の回答が返ってきた。 「『帯の文言は編集(者)によって書かれたもの』との点についてですが、帯に関しては書籍の宣伝物として、当社にて作成し、必ず著者の確認を得たうえで出版しております。この点については、同書に限らず、当社のすべての書籍において、書籍のカバーや帯を含む全ての内容について、著者と相談し、確認を取る形で進行しております」 たつき氏の主張とは食い違いが見られる回答だったが、このまま一件落着といくだろうか。 4: 名無しさん@恐縮です 2025/07/08(火) 09:34:39.31 ID:VUffmvoE0 待ってたのに何もなかった まあそうだろなと思うが…