
1: 七波羅探題 ★ 2026/05/19(火) 14:46:18 ID:6Yc0vcrQ9 東洋経済2026/05/19 10:00 「女子は東大を選ばない」高偏差値女子が直面する"キャリア中断"への不安と進路の壁とは 「女子は東大を選ばない」高偏差値女子が直面する"キャリア中断"への不安と進路の壁とは「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があると考える人が多いのではないでしょうか。その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当も務めた西岡氏が、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』は、3万部超のベストセラーとなっています。連載第236回は東大の男女比率についてお話しします。東洋経済オンライン 東京大学の女子学生は、いまだにかなり少ないです。 東京大学の公式発信によれば、2024年度の学部学生に占める女子比率は約21%。 東大では女子は「5人に1人」程度しかいないことになります。 これは、海外のトップ大学と比べてもかなり低い水準で、たとえばオックスフォード大学では学部生の女性比率が52%、ハーバード大学でもフルタイム学部生の女性比率は約53%に達しています。 なぜこんなにジェンダーギャップがあるのか? これにはいろんな考察がありますが、「どの大学を目指すか」を決める段階で、女子がすでに東大を遠慮させられているのではないかという考え方があります。 #YourChoiceProjectの調査では、地方女子は大学選びの際に「偏差値の高さ」より「合格可能性の高さ」を重視する割合が50.8%にのぼりました。 首都圏男子24.9%、首都圏女子33.6%、地方男子38.5%と比べても、この数字は際立っています。 難しい大学に挑むより、確実に受かる大学を選ぶ。 その傾向が、地方女子には強く出ているのです。 ■女子は地元にいたほうがいい? その背景には単なる本人の性格では片づけられないものがあります。 同じ調査では、地方女子は資格取得を重視する割合が28.5%と高く、浪人回避傾向も強く、高偏差値大学に合格できるという自己評価も低いことが示されています。 「女子は地元にいたほうがいい」という固定観念や、保護者からの期待が進路選択に強く影響しているのではないか、ということも指摘されています。 「女子が東大を目指さない」のではなく、目指しにくい空気や条件が、特に地方部では顕著に残っているのではないかと考えられます。 実際、自分が地方部の女子生徒と話すと、「現役で受からないといけない」「浪人はしづらい」「県外進学は認められにくい」といった制約を口にする場合が多いです。 首都圏では「とりあえず東大を目指し、だめなら浪人」という発想が成り立つ場面でも、地方女子にはそもそもその選択肢がないかのような発言をします。 学力差というより、挑戦を許されるかどうかの差が大きいように感じます。 ドラゴン桜2でも、「浪人はしたくない」という小杉さんという女子生徒が出てきます。 一方で、首都圏では別の現象も起きています。 進学校の中には、東大と並んで医学部志向の強さが目立つ学校があります。 特に女子校では、近年、理系や医学部進学での強さが際立っていると指摘されています。 そこには、資格職としての安定性や、ライフイベントを経た後のキャリアの戻しやすさを意識している面もあるでしょう。 厚労省関連資料でも、女子医学生が出産・育児によるキャリア中断を早い段階から懸念していることが示されています。 だからこそ、優秀な女子ほど「東大か、医学部か」という選択の中で、医学部に向かいやすくなる構図も見えてきます。 こうした進路選択は、究極的には学生が自分で行うべきものであるため、女の子が東大を目指さないこと自体が問題だとは思いません。 もちろん医学部を目指すこと自体は素晴らしいでしょう。 しかし、本来なら東大を目指せるだけの力を持った女子が、「どうせ無理だろう」「浪人はできない」「地元を出るのは難しい」「女の子なんだから安全な道を」といった空気の中で、最初から選択肢の幅を狭めてしまうとしたら、それは社会の損失です。 ■東大に女子が増えることは社会にとってプラス 自分が会って話している中だと、東大に来る女子は本当に優秀だと感じます。 これは僕が現場で見てきた実感ですが、勉強の場面でも、議論の場面でも、男子だけでは出てこない視点が入ることが多いです。 社会問題への感度や、他者の置かれた状況への想像力という意味でも、女子学生がいることで場が豊かになると感じることは少なくありません。 東大に女子が増えることは、女子本人のためだけではなく、東大そのものにとってもプラスなのです。 だから僕は、もっと女子に東大を目指してほしいと思っています。 「東大は男子の場所ではないか」 「女子はもっと堅実な道を選ぶべきではないか」 そんな空気が少しでも残っているのだとしたら、壊さなければいけません。 東大を目指すかどうかは、性別で決まる話ではありません。 本来は、学力があり、意志があり、挑戦したいと思う人すべてに開かれているべきものだと感じます。 西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当…