1 名前::2025/05/29(木) 07:57:17.57 ID:aOHRw/T70●.net BE:609257736-2BP(7777) ゲートボール人口が激減 山口県で全盛期1万人超が138人に なぜ? かつて高齢者がこぞって楽しんでいたゲートボールの人口が激減している。山口県内はピーク時に1万人を超えていたとみられるが、県ゲートボール協会(中田憲明理事長)の会員は今春、138人にまで落ち込んだ。働く高齢者が増え、スポーツも多様化した影響もあって減少が下げ止まる気配はなく、協会自体の消滅を危ぶむ声すら出ている。 県協会の上部組織、公益財団法人「日本ゲートボール連合」によると、記録が残るのは1997年度以降。県内の会員数はその97年度が最多の5764人だった。以降は坂路を転げ落ちるように一本調子で減っている。 県協会の中田理事長(77)は「ピークはそれ以前の80年代で当時は1万人をはるかに超えていた」と話す。「チームは5人1組。県大会には144チームが集まって競ったこともある」。市町単位の大会も多く、競技者のすそ野は広かったと振り返る。 だが、その隆盛ぶりは今や昔。県内に今も72カ所のゲートボール場があるが、利用者不在で放置され、荒れている所が少なくない。協会を運営する予算も底を尽きそうな危機的状況という。 市の協会も岩国や柳井は既に解散してしまい、県内で残る協会は下松、周南、防府、山口、萩の5市だけになっている。 全国で見ても、98年度は約68万人の会員がいたが直近は3万5千人。かつてはゲートボール連合の小野清子会長が参院議員を務めていたように強い組織力を誇ったが、その力は失われつつある。 ここまで激減した理由は何なのか。中田理事長は「高齢者スポーツ」の象徴になったことがあだになったとみる。「全世代で楽しめ、頭も使う競技なのに若い世代になかなか広がらなかった」。日本発祥の競技として高度成長期に爆発的に広まったものの、最近は競技を始める人が見当たらず、尻すぼみが加速する流れになっているという。 70歳になっても働く人が半数を超える時代になっていることも大きい。チーム競技のため1人が引退すると他の4人も競技を退くことが珍しくなく、1人でも楽しめるグラウンドゴルフなどに流れた数も多いそうだ。 県協会の半田登志夫副会長(69)=岩国市周東町=は昨年の全国選抜ゲートボール大会で初優勝したチームの主将。周南市や柳井市のコートを整備しながら仲間と競技を続けているが、連覇を目指すはずの今年の大会はメンバーが固まらずに出場を見送ったという。 それでも「競技人口を増やすラストチャンス。子どもに競技の面白さを教え、突破口をつかめないか」と話す。「スポーツが苦手でも気軽に取り組め、全国大会出場もそう難しくない」として中学生への競技普及を学校や教育委員会に働きかけ、教室開催などを提案しているという。 引用元:…