1: 昆虫図鑑 ★ 2026/05/10(日) 16:14:30.61 ID:28PER8Gp (略) ソウル市は外国人相手のぼったくりに頭を悩ませている。まずは飲食店などの二重価格である。価格を上乗せした外国語メニューを用意するぼったくりで、市は2013年、150平米以上の飲食店を対象に、主要メニューと価格の店頭表示を義務付けた。 次に多いのが客によって値段を決めるぼったくりだ。ソウル市中区庁は2023年7月、明洞一帯を価格表示義務地域に指定し、商品やメニューの価格表示を義務付けた。価格表示は広蔵市場など区外の観光地にも広がったが、新たなぼったくりが現れた。 23年11月に広蔵市場を訪れた外国人とともに動画を撮影したユーチューバーが注文したチヂミは明らかに量が少なかった。ユーチューブで拡散し、商人会が営業停止を言い渡した。商人会はソウル市や鐘路区と協議して定価と定量表示を義務付けたが、庶民の台所を自認してきた広蔵市場はいまやぼったくり市場と認知されている。 <タクシーのぼったくり> またソウルのタクシーもぼったくりの代名詞となっている。代表的な手口に9人乗りのジャンボタクシーを装ったコールバンがある。大型荷物を運搬する貨物輸送車だが、車種や車体の色などジャンボタクシーに外装を似せたバンを使い、日本語や英語で客引きを行って外国人客に高額請求をするトラブルがたびたび起きている。ジャンボタクシーは車体に「JUMBO TAXI」、コールバンは「VAN」と表記しているが、韓国に慣れていない外国人は区別が難しい。 さらに走行時にメーターを使わないぼったくりもあり、ソウル市は2015年、3アウト制を導入した。摘発した運転手に過料を課し、2回目は過料に加えて30日の営業停止、3回目にはタクシー免許を取り消すといった内容で、メーターを使わないぼったくりは激減したが、不正な追加料金を上乗せするタクシーが現れた。呼び出し料や利用していない有料道路の通行料、域外割増などを加えるぼったくりで、内訳は領収書に記載されるが、韓国語がわからない外国人は申告できない。 (略) <BTSのカムバック公演ではホテルがぼったくり> ぼったくりは宿泊施設でも頻発する。観光シーズンや大型イベント期の値段を釣り上げるというものだ。光化門広場でBTSの野外コンサートが行われた3月21日前後は3倍以上に高騰した。ソウル市は鐘路区、中区、ソウル警察と合同で83か所を点検し、2週間前の8日までに18の宿泊施設を摘発している。 BTS野外コンサートに先立つ2月25日、政府は宿泊施設のぼったくり対策を打ち出している。繁忙期・閑散期・特別イベント期、それぞれの上限料金を設定し、届け出と公開を義務付ける内容で、違反施設は即座に営業停止とする一方、価格安定に取り組む業者にはインセンティブを与える方針だ。飲食店も対象で、タクシーについては1度の摘発で資格停止処分を科す方針も示された。 <まさかのヘアサロンでのぼったくり> 病院やクリニックでも不必要な高額検査や高額施術を行うぼったくりが頻発するが、最近ではヘアサロンの高額請求が話題になっている。日本人観光客がソウル江南のサロンでカットとパーマをしてもらいカードで支払ったところ領収書に79万9000ウォンと記載されていた。パーマとカラーリングで101万ウォンを請求された外国人もいる。 韓国の理容・美容業者はカットやパーマ、カラーリングなど3種以上のサービスを提供する際、総額と内訳の事前提示が義務付けられるが、2種以下なら事前提示は任意である。日本人観光客はさらに50万ウォンのヘアケア製品を勧められたが、法外な値段に断ったという。 <イタチごっこは続く> 政府やソウル市がぼったくり対策を強化するたび、新たな手口が現れるいたちごっこが続いている。だが問題の根は深い。韓国でカード決済情報は売上・経費・所得控除などの基礎データとしてカード会社から国税庁に提出されるため、カード払いが一般的な韓国人や在住外国人を相手にしたぼったくりは証拠が残る。そのため、現金を持ち歩く傾向のある日本人など外国人旅行者が標的になりやすい。 筆者が日本人だと気づいた飲食店主から「日本人はごまかせない」と冗談めかして言われたことがある。次々と料理や酒を注文する韓国人は、何をどれだけ頼んだか覚えていないので多少ごまかしても気づかないが、日本人は概算を把握しているのでごまかせないという。冗談めかしていたにせよ隙を窺っているといえなくもない。 そう考えるとぼったくりは韓国社会に根付いている“文化”のようなものである。なくなることはないだろう。 佐々木和義…