
転載元: 征夷大将軍 ★ 2026/04/22(水) 05:23:21.82 ID:+j1Fuyak9 【MLB BUZZ】大リーグは今季、ストライク、ボールの判定を機械が補助する「ロボット審判」による自動投球判定(ABS)チャレンジを導入した。開幕から約1カ月が経過したが、成果や課題は何か。各球団の選手や番記者、ファンに聞いた。テクノロジーによる変革の波は止まらず、野球がまた一つ大きく変わる。(取材・大リーグ取材班) 7日、トロントでのドジャース―ブルージェイズ戦の7回。カウント1―2からの4球目、山本が岡本に投じた外角スライダーはストライク判定で見逃し三振。すぐさま岡本が右手でヘルメットを数回叩き、ABSチャレンジに成功して判定はボールに覆った。 スタンドから大歓声が響き渡る中、岡本は外角直球を捉え、右中間への二塁打を放ち「(チャレンジを)迷ったら三振になるのでいった。自分にとってチャンスになったので何とか出塁しようと思った」と振り返った。 検証過程は各球場の大型ビジョンに映し出され、観客も一緒に判定をインチ単位で確認できる。ため息に包まれることもあれば、岡本の時のように大歓声が湧き起こることもある。 ここまで選手側からは好意的な意見が大半を占める。この場面で打たれた山本も「不利や、有利になったりはあるけど、正しい判定をしてもらえるのは凄く好きだなと思う」と語り、大谷も「見る方もやる方も、審判の方にとっても全体的にいい」と歓迎している。 1日のオリオールズ―レンジャーズ戦は、ABSチャレンジで初めて試合に決着がついた。元ヤクルトのオ軍の右腕スアレスが8―3の9回2死走者なし、カウント1―2からの直球がボール判定されたが、オ軍の捕手バサロがチャレンジを要求。外角高めに入っていることが確認され、オ軍が勝利した。バサロは「この時点でチャレンジは2回残っていた。温存するより、使った方がいい」と語り、スアレスは「ストライクだとは思っていなかった。結果的にうまくいって良かった」とうれしさと驚きが入り交じった様子だった。 一方で、ド軍の捕手スミスの視点はやや異なる。「自分のフレーミングでストライクだと思った判定がボールとコールされたことへのいら立ちはある」。フレーミングとは、捕手が際どいコースを、捕球技術によって審判をストライクの判定に誘う技術のこと。今季はストライクをボールに見せてABSチャレンジでのミスを誘う“逆フレーミング”も確認されており、捕手の捕球技術は新たな世界線に入っている。 20日時点で1357回のチャレンジがあり、725回判定が覆り成功率は53%。投手の成功率が39%、打者は46%で、捕手は精度が高く60%だった。傾向としてはストライクゾーンは狭まり、四球の増加が指摘される。特に高めのストライクゾーンがボール判定となったと指摘する声は多く、ABSでは高めの端は選手の身長の53・5%だが、以前の審判員の基準は身長の55・6%付近だったと関係者は指摘する。 もっとも、ファンの盛り上がりがこの新ルールの一番のサプライズだったかもしれない。オレンジカウンティ・レジスター紙のビル・プランケット氏は「判定が覆っても、そのままでも大きな歓声が上がる。それは驚きだった」と言う。さらに「どれだけ際どい判定だったか分かるのも面白い。ストライクゾーンから約1センチ外れているなど、選手や審判の精度の高さを実感する」と付け加えた。 ≪一番は審判員の理解…NPBは導入前段階≫NPBでは導入可否の本格議論に至っていない。中村勝彦事務局長は「審判にトレーニングして、“引き続き精度を上げていきましょう”という話になっています」と語り、ABS導入の前段階にとどまっていることを説明した。審判員の技術向上アプリがあり、同アプリをより精密に作り替えて、ストライク、ボール判定のトレーニングに生かしていこうとする意見があるという。ABSに活用できる技術でもある一方で、実際に試合で「チャレンジ制度」を導入するためには、審判員の労働組合の理解を得ることが一番の課題になりそうだ。 ≪フルカウント、得点圏、満塁…“勝負どころ”で積極的に≫【大リーグ公式サイト データ班 デビッド・アドラー氏】データから特徴的なのは“重要な局面”で積極的にチャレンジしていること。フルカウントや、得点圏、満塁の状況ではかなり多い。負ける可能性があってもリターンが大きいからリスクを取る、という判断だと思う。 捕手や投手は7回以降に回数が大きく増えるし、打者は8回以降に一気に増える傾向がある。「序盤で無駄に使いたくない。勝負どころで使いたい」という考え方も見える。 成功率で優秀なのはロイヤルズの捕手ペレス。21度で、16度成功だ。 ※以下出典先で スポニチアネックス [ 2026年4月22日 05:00 ]…