
1: 七波羅探題 ★ nGjc/MSL9 2026-04-20 21:52:21 今から30年以上前に、マークII、クレスタ、チェイサーの三兄弟合わせて月に4万4593台も売っていた時代があった。そう、50代以上のおじさんなら懐かしい、X70系(GX71)の時代である。なぜこれほど売れたのだろうか? ■ありえんほどセダンが売れた昭和のアノ頃! セダンが売れなくなって久しい。2019年12月に生産終了したマークXの最後期は、1年間でたった8000台あまり、それに比べて今回取り上げるX70系(GX71)のマークII、クレスタ、チェイサー三兄弟の全盛期の最高月販台数は、1987年3月、マークIIが2万5514台、クレスタが1万1556台、チェイサーが7523台だった。三兄弟合計が4万4593台と驚異的な数値だ。 ちなみにクラウンの2023年の年間販売台数は4万3029台だから、マークII三兄弟は1カ月でクラウンの年間販売台数を売り上げたということになる。 2024年3月の月販台数を見ると、1位はカローラが1万8831台、2位ヤリス1万7677台、3位ノート1万2731台、クラウンが7432台。いかにマークII三兄弟が売れていたのかがわかる。当時は、ハイソカーブームの真っ最中。ハイソカーブームの火付け役となった1981年に登場したソアラだったが、ソアラはあくまで憧れの頂点。 販売台数から見て爆発的なヒットとなったのは、それよりはややお求めやすい価格の4ドアハードトップ、マークII/チェイサー/クレスタの、いわゆる「マークII三兄弟」だったのだ。 いまのプリウスなんて目じゃない売れ行きだったマークII三兄弟! マークII三兄弟人気に火がついたのは、マークIIで言うところの4代目(1980年登場のX60系)からで、5代目(1984年登場のX70系)で決定的になった。 マークII三兄弟(X70系)の販売台数を見ると、腰が抜けそうになる。販売されていた1984年8月〜1988年7月、4年間計48カ月で、合計(セダンも含む)約115万台。月間平均だと約2万4000台も売れたのだ! 昨年、登録車で一番売れたプリウスが月平均1万3000台ちょっとだから、その2倍近くってことになる。 X70系最後の年に当たる1988年の年間販売台数ランキング(登録車)は次のようなものだった。 1位:カローラ 27万5019台 2位:マークII 19万3282台 3位:シビック 17万1270台 4位:クラウン 16万536台 5位:カリーナ 15万2942台 車名別販売台数ランキングで、マークがIIが2位ですよ2位。ハイソカーに数えてもいいクラウンも4位に食い込んでいる。このページの最後にこの4年間の新車販売台数を掲載しているのでぜひ見てほしい。 月販台数を見ると、(三兄弟のなかで)一番売れたマークIIで、一番売れた月は1987年3月の2万5514台! なんとこの月は、マークIIが2万5514台、チェイサーが1万11556台、クレスタが7523台の三兄弟の合計で4万4593台を売り上げている! セダンがこんなに売れるんなんて今ならば到底考えられない! ■セダンよ……もう一度輝け! それから29年後の2017年には、こうなりました……。 1位:プリウス 16万912台 2位:ノート 13万8905台 3位:アクア 13万1615台 4位:C-HR 11万7299台 5位:フリード 10万4405台 ほとんどハイブリッドカーのランキングみたいですね。ちなみに2017年のマークXの販売台数は、わずか8460台。月間平均約700台にまで落ち込んだ。1988年の20分の1以下である。 このようにして、時代の勝利者となったマークII三兄弟(X70系)。その大勝利は、続くX80系でも継続され、販売台数はさらに上向いたが、クルマそのものは完全なキープコンセプトで、時代の先駆け感はなく、輝きは落ちていた。 つまり、X80系の販売台数がさらに増えたのは、バブルの頂点へと向かう超好景気による部分が大。ハイソカーと言えば、X70系にトドメを刺すと言っていいだろう。 ベストカー 4/20…