1: 少考さん ★ oFiTiPRW9 2026-04-19 22:52:28 社説:辺野古沖の転覆事故 校外学習の安全再点検を | 毎日新聞 2026/4/18 東京朝刊 学びの場での痛ましい事故を繰り返してはならない。安全管理の問題点の究明が必要だ。 沖縄県名護市辺野古沖で3月、修学旅行中の同志社国際高の生徒ら計21人が乗った小型船2隻が転覆し、当時2年生の女子生徒と船長の2人が死亡した。 死亡した船長が乗っていた船に続き、もう1隻がほぼ同じ場所で転覆した。大波を受けたことが原因とみられる。亡くなった生徒は後続の船に乗っていた。 平和学習の一環として、米軍普天間飛行場の移設工事現場を海上から見学中だった。 事故から1カ月が経過し、さまざまな問題が浮上している。 船の運航団体は海上運送法に基づく事業登録をしていなかった。小型船で人を運ぶ場合は有償無償を問わず登録が必要だ。同時に安全管理規定の策定や保険への加入などが義務づけられている。海上保安庁は業務上過失致死傷などの容疑で捜査している。 当日は波が高く、波浪注意報が出ていた。引率の教員は体調不良で同乗せず、出航の判断は死亡した船長任せだった。 同校は、牧師でもある死亡した船長と縁があり、2023年に船からの見学を始めたという。校長は「安全への配慮、調査が不足していた」と説明している。人間関係に依存して基本的な確認がおろそかになっていなかっただろうか。 学校法人「同志社」は第三者委員会を設置した。事故の背景を徹底的に調査しなければならない。 校外活動中の事故は過去にも起きている。17年には栃木県で登山講習中の県立高山岳部員7人と教員1人が雪崩で死亡した。積雪状況などの判断を誤ったとして引率教員が実刑判決を受けるなど、指導側の責任が厳しく問われた。 校外学習の安全策は十分か。全ての学校が検証する必要がある。 今回、船を出したのは移設工事に反対する市民団体「ヘリ基地反対協議会」だった。希望者に現場を案内する活動もしていた。 このため、同校の平和学習のあり方に批判の声も上がっている。だが、沖縄の基地負担の現状を通じ、戦争の歴史や理不尽さを体験的に学ぶ意義は大きい。教育現場の独自の取り組みを萎縮させることがあってはならない。…