
1: ネギうどん ★ GXoprn3y9 2026-04-19 10:59:04 生涯、結婚しない人が増えている。東京大学名誉教授の上野千鶴子さんは「男性と女性では、非婚の理由が少し違う。女性は、結婚は不利だと感じている一方、男性は経済力がなければ結婚できないと思い込んでいる」という。歌手のアグネス・チャンさんとの対談をお届けする――。 ※本稿は、上野千鶴子、アグネス・チャン『報われない社会で、それでも生きる』(Gakken)の一部を再編集したものです。 【アグネス】私、前から上野さんに聞いてみたいと思っていたことがあるんです。フェミニズム研究の第一人者として長きにわたってたゆまぬ活動をしておられますが、その原動力って何なのかな? って。 【上野】あ、それは単純明快で「怒り」です。 【アグネス】社会に対する怒りという意味ですか? 【上野】そうです。女性は十分に頑張ってきたし、今だって十分に頑張っています。それなのに女性差別という壁は崩壊しないという社会の不公正に対する怒りです。 (略) ■女は結婚しない、男は結婚できない 【アグネス】中国では、ダブルインカムで一緒に力を合わせて家を買おうというふうになってきています。日本でもそれは同じですよね? 【上野】確かに夫婦の年収を合わせれば、それなりに暮らしていけるはずですが、生涯非婚率は確実に上がってきています。現状では男性の4人に1人、女性の6人に1人が生涯非婚者です。 【アグネス】生活にお金がかかるから結婚しないで自由に使えるお金があった方がいいと考えるからでしょうか? 【上野】女は結婚しない、男は結婚できない、のです。結婚は女性に不利だと女性達は感じていますし、他方、男性達は妻子を養う経済力がなければ結婚できない、と思い込んでいます。従来型の保守的な結婚観を持つ男女ほど非婚化する傾向がある、という調査結果もあります。 とはいえ、中国でも結婚しない、できない男女が増えてきたのは、同じような事情があるからではありませんか? 【アグネス】そうかもしれませんね。 ■年収300万円でも「一人でいる方が楽」 【上野】宮本みち子さん達の共著に『東京ミドル期シングルの衝撃 「ひとり」社会のゆくえ』(東洋経済新報社 2024年)という面白い本があります。ミドル期とは35歳から65歳までを指すとか。ミドルといっても年齢の幅が広いのです。 その人の現状を調査した結果、男女とも年収は300万円台と総じて低いのです。都内では一人で暮らすのにしてもカツカツですよね。男性はなんとか一発逆転して女をゲットしたいと思っています。 一方、女性は現状に満足していて、このままシングルを続けたいと現状維持を望んでいるケースが目立ちます。一人でいる方が楽だし、生活ペースが乱されない。下手に結婚しても、夫がリストラされるかもしれない、介護もついてきます。誰かの人生に翻弄されるより、自分が納得して生きていきたいという思いが強いようです。 続きはソースで…